じゅうたく通信 家づくりレポートまるっと早わかり!意外と知らない『蓄電池』の必要性!

まるっと早わかり!意外と知らない『蓄電池』の必要性!

新潟市西区 みちまち住宅祭家づくりノウハウ
まるっと早わかり!意外と知らない『蓄電池』の必要性!

こんにちは、新潟での家づくりを夢見る30代主婦 “家ヲタク” スミ子です。

2023年5月から6月の3週にわたりの新潟市西区で開催された『みちまち住宅祭

かくしてスミ子も1週目にお邪魔したわけだが、なんとこちらの『みちまち住宅祭』展示住宅19棟すべて『ZEH基準』

「え?19棟全部『ZEH基準』って県内初じゃない!?」
「え?『みちまち住宅祭』終わったけどまだ見学できるお家があるの?」
「え?しかもまだ購入のチャンスあるの!?」

そんな思いを巡らせたそこのあなた!!

セットでこんなこと思わなかった!?

「『ZEH基準』ってなに?」

おいおい、そんなお嬢さんはこちらからスタートだぞ▼

県内初!展示住宅19棟すべて『ZEH基準』の【みちまち坂井つばさ】

ZEH基準』魅力を感じたなら、これもちゃんと説明できないとね『蓄電池

今回は『蓄電池』について紹介!

『蓄電池』の必要性
「あってよかった」と思えるのはどんなとき?
『蓄電池』検討前の注意点

などなど、これを理解して災害に強い家づくりして、家族を守ろう母ちゃん!(あと父ちゃん!)

そもそも『蓄電池』てなに?


『蓄電池』とは電気を貯蓄できるシステム

分かりやすくいうと大きなモバイルバッテリー(携帯充電器)のようなもの

『家庭用蓄電池』とは電気を貯めておき、停電などのタイミングで家電使えるようにするバッテリーのこと。

一般家庭で蓄電池を購入する理由は3つ。

●停電中に家を明るくしたい、家電を使いたい
●安い電気を買い貯めして節約したい
●太陽光発電の電気を貯めておきたい

蓄電池を充電しておけば、電力会社から電気が来なくなってしまっても安心。

明かりやスマホの充電に冷暖房など、停電中に使いたい家電を蓄電池の電気で動かすことができる、となるとかなりの安心材料。

家庭用蓄電池でも大容量とされる蓄電池を設置すれば、停電が続いても10時間以上も家電が使えるようになる。

災害による停電が長引くなかで、非常用電源として備えることが可能。

蓄電池の種類

蓄電池は産業用と家庭用の2つがあります。

 産業用蓄電池 
産業用蓄電池は工場やお店などで使用されるためNAS電池式が多く、容量が大きいものを指す。その分、価格も高額で中には1000万越えのものまである。主に工場のバックアップ用電源として使用され、一般家庭で使われることはほとんどない。
 家庭用蓄電池 
家庭用蓄電池はご家庭向けに作られたもので、平均容量は6kwhほど。価格は製品により異なりますが、100万円前後が多いです。容量の大きいものだと200万300万するものも。
家庭用も産業用のバックアップと同じように停電時に電気を使用することができる。また、太陽庫発電システムと連携できるものが大半で、パネルで発電した電気は蓄電池に貯めることができるし、貯めておいた電気は家庭で使うことが可能。

蓄電設備のシステム

停電時には自動で電力供給を開始

冷蔵庫、照明器具、テレビ、スマホの充電など24~34時間連続使用が可能です。※
また、エアコンなどの200Vハイパワー家電にも対応しているため、停電時にも普段と変わらない生活を続けることができます。

  • 11.5kWhの蓄電池にフル蓄電された状態で、1時間あたりの電力消費量を冷蔵庫100~150W、照明50~100W、テレビ100~150W、スマホ5~10Wとした場合の計算

蓄電池のメリット・デメリット

メリット1  太陽光発電との併用で更にエコロジカル

太陽光発電とセットで蓄電池を導入することで、電気料金をかなり節約することができる。

また、セットで購入すれば、蓄電池用のパワコン、太陽光発電用のパワコンがセットになったハイブリッド蓄電池を導入することもでき、初期費用も抑えられる。

メリット2 災害時に電気が使える!

災害時にもっとも困るのは、停電。

照明だけでなく、冷蔵庫やパソコンなども稼働できなくなり、それがいつまで続くかわからない。

そんなときも蓄電池があれば、安心。

メリット3 ピークカットによる基本電気料金削減

ピークカットとは、日単位または年単位の電力需要のピーク(頂点)を低く抑えること

電力需要がピークになる休日や夜間などあまり事業所内電力を使わないときに蓄電池に電力を貯め、電力を多く使う時間帯に放電することで、購入電力の最大量(ピーク電力)を削減することが可能。

メリット4  FITが終了した家庭で蓄電池で自家消費

2019年以降、FITの売電期間である10年が経つ家庭がでてくる。

俗にいう、2000年問題。

売電期間の終了後の選択肢として、蓄電池を導入して自家消費するという選択肢がある。

蓄電池を導入することで、買電が大幅に少なくなり、電気料金削減に繋がる。

特に近年は電気料金が値上がりしているので、安く売電するぐらいなら貯めて自家消費したほうが経済的。

FIT制度(固定価格買取制度)とは、発電した電力を固定価格で電力会社が買い取ることを義務付けた制度。
卒FITとは、固定価格買取制度の買取期間が終了すること。

デメリット1 設置スペースが必要

蓄電池には、屋内タイプと屋外タイプがありますが、どちらも蓄電池を置くスペースが必要です。最近は大きさもコンパクトになりつつある蓄電池ですが、スペースの確保は必要です。

デメリット2 蓄電池は徐々に劣化する

蓄電池は何度も充電と放電を繰り返すうちに、徐々に劣化します。劣化すると、充電量、放電量が減少します。だいたい、10年経つと、容量は最初の7割程度になります。ただ、使えなくなるわけではないので、ご安心ください。
各種メーカーより10年~15年の容量保障がある。メーカーの中には充放電を何回やっても容量保証が15年が付いている場合がある。

デメリット3 初期投資費用が高い

家庭用・産業用蓄電池として普及しはじめているのは、リチウムイオン電池です。リサイクル回数が35,000回で長寿命なのがメリットですが、まだ高価なのがデメリットです。
ただ、住宅用蓄電池に関しては国・地方自治体から補助金が多く出ている。産業用蓄電池に関しても国から補助金が多く出ている。避難所に指定されている場合はかなり多くの補助金が出る。

爆上がりの電気代どうにかしたい

過去5年間で電気代は最高水準まで値上がり。

とくにオール電化の家庭では、電気代が1万円、2万円も高くなったという方もいるのでは?

このような社会情勢の中で、太陽光発電を使っている人のなかには蓄電池を購入して、太陽光の0円の電気を自宅で消費する動きが加速。

発電した電気を安く売るのではなく、家族で使い切ったほうが圧倒的にお得だからです。

蓄電池で節約するというのはほとんど聞きなじみがないかもしれません。
しかし、最近の新築住宅では電気を自宅で作り、ムダなく使うために太陽光発電と蓄電池をあわせ使いするZEH(ゼロエネルギーハウス)という考えかたで、住宅のエネルギーにかかる費用を節約するケースが増えているのです。

10年前に比べると2023年度の蓄電池市場は4倍の1200億円まで成長すると見られており、今後もますます蓄電池の需要は伸び続けるでしょう。

『蓄電池』+『太陽光パネル』は決してセットではない!


太陽光発電とセットで販売される場合がほとんどなので、太陽光発電がなければ設置できないと思っている方もいるかもしれない。

家庭用蓄電池には「単機能型」と「ハイブリッド型」と呼ばれる2タイプに分かれていて「単機能型蓄電池」であれば単体で設置することも可能。

太陽発電設備と蓄電池をセットで使用すると、太陽光で作り出した電力を蓄電池に貯められるようになるけど、単体で単機能型蓄電池を使用すると、電気料金が安い夜間の時間帯に電力を蓄え、料金の高い時間帯に溜めた電力を使う…という使い方が可能になり、極力安い単価の電気だけで暮らしていくことができる。

太陽光発電設備があれば自家発電できてお得ですが、単機能型家庭用蓄電池であれば太陽光なしでも設置でき、光熱費削減の効果も大いに期待できる。

『蓄電池』を検討すると?

蓄電池の本体価格

かつての蓄電池は非常に高価だったけど、最近は購入しやすい価格になったうえに2023年度も国や地方自治体からもらえる補助金制度がある!

蓄電池の本体価格

蓄電池の本体価格は容量と機能で変化する。

たくさん電気を貯められる「大容量」な蓄電池 → 高額な傾向
太陽光発電で充電することを前提に、小〜中サイズにすると十分な性能でも安く購入可能。

停電中に家全体で電気が使える「全供給型」の蓄電池 → 高額な傾向
蓄電池の電気が使えるのを一部屋に限定する「特定供給型」はリーズナブルに購入可能。

設置工事

屋外に設置するのか、屋内に設置するのかにより、工事内容は異なる。

工事費は安いほうがもちろんいいですが、しっかりと工事をしてくれる施工店を選択したほうが安心。

電気工事

配線工事、太陽光発電との連携工事など、電気工事などが必要。

上記のトータル費用で導入費用が決まる。

特に、本体価格はどの販売施工店でもあまり変わらないけど、設置工事と電気工事が販売施工店によって大きく変わることも。

見積りの際には、設置工事費と電気工事に注目するのが大事。

蓄電池の導入費用は年々下落

家庭用、産業用蓄電池ともに年々価格は下落傾向。

経済産業省では、蓄電池の低減化を目標としており、国全体で蓄電池の普及をしてくれている。

 

イマドキの家づくりに欠かせない【補助金】

蓄電池、V2Hともに経産省など国からも補助金が出る。

▶ 国からの蓄電池の補助金の詳細
▶ 国からのV2Hの補助金の詳細

新潟県の各市町村からの太陽光発電・蓄電池・V2Hの補助金はこっち。
(新潟県からは補助金は交付されておらず、各市町村からの交付だよ)
▶ 新潟県の各市町村からの補助金の詳細

家庭用蓄電池の寿命


家庭用蓄電池の寿命(耐用年数)は、年数ではなく、充電・放電できる回数で表されることが一般的。

満充電から完全放電までを行った回数を「1サイクル」と呼び、そのサイクル回数で耐用回数を表す。

例えばリチウムイオン電池の場合、約4,000サイクルが寿命といわれている。

毎日1サイクル使用すると仮定して単純計算した場合、耐用年数は10年がひとつの目安。

ただし、家庭用蓄電池の寿命は使用条件や環境によっても異なるため一概にはいえない。

また、4,000サイクルに達したからといって、蓄電容量は減少するが、すぐに使えなくなるわけではない。

家庭用蓄電池の導入の際には、メーカー保証期間などもよく確認することが必要。

素人が選択するのはちょっと難しい!

このように、家庭用蓄電池にはさまざまな種類・タイプがあり、いろいろな選定のポイントがあることをご紹介したんだけど。

たくさんの種類の中から、自分の家庭にあった製品を選ぶのは難しい!

予算と踏まえて考えるともっとわからん。

『みちまち坂井つばさ』の展示住宅は全19棟、【ZEH基準】という魅力的なまち。

だからこそ、『みちまち』に住む住まない別にして、『蓄電池』のこと、【ZEH基準】のこと勉強しに行くのもひとつだね。

【ZEH基準】のうち【新潟における太陽光パネルの必要性】についてはこちら▼

積雪・曇りの多い新潟【太陽光パネル】の必要性『みちまち住宅祭』全19棟ZEH基準!


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