じゅうたく通信 家づくりレポート『上棟式』って何するの?事前準備や当日のマナーなど、知っておきたいことまとめ!

『上棟式』って何するの?事前準備や当日のマナーなど、知っておきたいことまとめ!

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『上棟式』って何するの?事前準備や当日のマナーなど、知っておきたいことまとめ!

マイホーム建築の節目である上棟。
上棟は「棟を上げる」という漢字の通り、建物の骨組みを組み立てて、屋根の1番高いところに棟木を上げる工事です。多くの職人さんが集まり、1~2日で完了します。

上棟の日には、上棟式を行おうと考える方も多いですよね。では、現在の上棟式はどのような流れで行われているのでしょうか。

今回は上棟式の流れや準備物、マナーなどを解説します。

上棟式とは

上棟式を行う理由は、次の2つがあります。

  • 上棟を無事に終えられたことへの感謝
  • 今後の工事の安全を祈願

上棟式は、家屋の守護神と大工の神を祀って祈念すると同時に、施主は現場の職人さんを労う場でもあります。地鎮祭と同じく必ず行うべきものではないですが、節目のタイミングとして行う方が多いです。

最近の上棟式は簡略化されている

一昔前は、上棟した建物に上がって餅やお金を撒いたり、上棟後に宴会をしたりと派手な上棟式が行われていました。今でも地域によってはこのような実施されていますが、最近では簡略化された上棟式が主流になっています。

現在は、建物にお供え物を上げ、四方に酒・米・塩などをまくだけなどの簡単な式典をやる方が多いです。中には、職人さんに感謝の気持ちを伝えて労いの品を渡すのみで、上棟式はやらない方も少なくありません。

上棟式の流れ

現在、多く行われている上棟式の流れを確認してみましょう。

【上棟の作業終了まで】

休憩時に飲み物・お菓子・昼食などの差し入れをする

【上棟作業終了後】

  • 祭壇に棟札やお供え物を上げる
  • 施主と棟梁が建物の四隅に酒・米・塩をまく(四方固め)
  • 上棟完了の感謝と工事の安全祈願に意味を込めて、全員で二礼二拍手一礼する
  • 酒を配って全員で乾杯する(乾杯前に施主が挨拶するケースも多い)
  • 棟梁や住宅会社からの挨拶を頂戴する
  • 手締めを行う
  • 施主から職人さんへ手土産などを渡す

もちろん地域やお願いする住宅会社によって、流れや内容は異なります。基本的には住宅会社の担当者が主導で進めてくれるため、従っていれば問題ありません。

上棟式までに準備すること

上棟式までに準備することは意外と多いです。順を追って説明しますので参考にしてみてください。

①上棟日に現場にいる職人の人数を把握する

差し入れや手土産を渡そうと考えているなら、まずは当日現場に来る職人さんの人数を把握します。住宅会社の営業マンや工事監督に聞けば教えてくれます。職人さんだけでなく、住宅会社のスタッフにも差し入れなどを渡したい場合は、合わせて人数を確認しておきましょう。

②お弁当を予約し、差し入れやご祝儀を用意しておく

昼食を用意しておく場合は、お弁当の予約をおすすめします。また、お菓子や飲み物などの差し入れも事前に買っておくと良いでしょう。夏なら冷たい飲み物やさっぱりしたものが喜ばれます。冬場は暖かい飲み物や糖分が取れるお菓子などが良いかもしれません。季節に合わせて差し入れを選んでみてくださいね。

お土産を用意する場合は、1人ずつ小分けにしておくと渡しやすく、職人さんも持ち帰りやすいです。差し入れは冷やしたり温めたりしておいて、当日は保冷・保温バッグなどに入れることをおすすめします。

もちろんお弁当や差し入れは必ず必要なわけではありません。住宅会社によっては、差し入れやご祝儀を断られることもあります。営業マンへ事前に確認しておきましょう。

③お供え物の準備をする

お供え物の準備も上棟日の前に行います。

【準備するもの】

  • 棟札
  • 神酒、粗塩、洗米
  • 乾杯用の紙コップやミニ皿

棟札は地鎮祭のときに神主から頂くものです。住宅会社が預かっているケースもあります。
お供え物や乾杯用のコップの準備に関しては、必要なものや量を営業マンに確認してみましょう。

④挨拶を考える

当日は施主からの挨拶があるかもしれません。スピーチなどが苦手な方は、事前に内容を考えておくと良いでしょう。長時間の挨拶は必要ないため、1分以内で簡潔にまとめることをおすすめします。

上棟式のときに覚えておきたいマナー

最近はかしこまった上棟式をやる方は少ないため、マナーもほとんどありません。気を遣うといいなと感じる点を2つ紹介します。

1つ目は服装のマナーです。一応、簡略的とはいえ式典なので、服装には気を遣うことをおすすめします。ただし、結婚式のようなフォーマルな服装ではなく、普段着よりも少しきちんとした服装のスマートカジュアルが適切です。また、式は足場の悪い建物の上で行われます。サンダルやヒールを避け、歩きやすい靴を選びましょう。スニーカーでも問題ありません。

2つ目は職人さんへの声掛けについてです。最初に現場に足を運んだら職人さんへ挨拶を行いましょう。作業中は声をかけにくいと感じる方もいると思いますが、挨拶程度なら問題ありません。話しかけづらいタイミングだったら、休憩中に改めて挨拶をすれば大丈夫です。また、上棟後もお土産を渡すだけでなく、感謝を言葉で伝えると喜ばれます。上棟日は多くの職人さんとコミュニケーションを取る良い機会なので、色々お話してみましょう。

まとめ

上棟式は当日の流れを理解し、準備をしっかり行うことが成功のカギです。内容や準備物は住宅会社によって異なるため、事前に細かく確認しておきましょう。

現在の上棟式は簡略化されてきています。しかし、式を行うときの気持ちは変わりません。ここまで無事に工事が進んだことに感謝の意を持ち、今後の工事の安全を祈念してください。

写真撮影なども忘れずに行い、家族の思い出の日になるような上棟式にしてくださいね。

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