家づくりを始めるなら今!?「こどもみらい住宅支援事業」についてグリーンスタイルさんに聞いてみた。
家づくりを考えてるママ友たちの間で、盛り上がっている話題。
子育て世帯にお得な補助金がもらえるという「こどもみらい住宅支援事業」
私も気になってるけど、補助金の申請ってなんだか難しそうだし分からないことだらけ…
そこで今回は!
申請するためにはどんなお家を建てないといけないのか?
どのくらい補助金がもらえるのか?
など気になる疑問をグリーンスタイルさんの田村さんと坂上さんに聞いてきました。
グリーンスタイル/設計士
田村 曜Hikaru Tamura
新潟県村上市出身。シンプルで生活感のない暮らし方、また、モノがあってもデザインの一部として溶け込むような暮らしができるお家の提案を行っています。休日の趣味は珈琲を飲むこと。自家焙煎も挑戦しようと考えています!
グリーンスタイル/設計士
坂上 史果Fumika Sakagami
福岡県生まれ、新潟市育ち。大学で建築デザインを学び、その人のための建築物=家をお手伝いしたいと思い、住宅プランナーに。家族や友達との団らんの時間をより特別にするための空間づくりを手掛けています。料理好きで、特に炊き込みご飯や煮物などの和食が得意!
カーボンニュートラルの実現を目指して
この制度には2つの目的があり、ひとつは子育て世代・若者夫婦の負担を軽くして住宅購入の促進に繋げるため。もうひとつは、将来のために省エネ性の高い住宅を増やしていくためです。
カーボンニュートラルでは、温室効果ガスの排出をゼロにすることを目指しているのです。
…まさか、環境問題に繋がっている制度だったなんて驚きました!
どんなお家を建てたらいいのか?
または、ご夫婦のどちらかが39歳以下である若者夫婦です。
補助金をもらうためにはどんなお家を建てなければいけないのでしょうか?
1番下の「一定の省エネ性能を有する住宅」は60万円。
断熱等級4、一時エネルギー消費量等級4の性能がありますが、現代の住宅性能の中ではギリギリのラインのお家です。
ひとつ上の「高い省エネ性能を有する住宅」では80万円の補助金がもらえます。
認定長期優良住宅、認定低炭素住宅、性能向上認定住宅として国が認めているお家となります。
「一定の省エネ性能を有する住宅」とは違いはなんでしょうか?
「一定の省エネ性能を有する住宅」では暮らし方次第で結露が出てしまいます。
一方、「高い省エネ性能を有する住宅」は、より気密性・断熱性が高く結露が抑えられます。
「ZEH」は、消費エネルギーに対してお家で作るエネルギーがプラスになるお家のことを指します。
60万円とは言わずに、100万円の補助金をもらってお家を建てた方が良さそうな気がしますが…。
ですが、必ずしも「ZEH」のお家がお得というわけではありません。
申請時に指示費用がかかったり、住宅のグレードアップのために設備を加えたらもちろん予算は嵩みます。
利用する際は、心地良く暮らすための住宅性能をどこまで上げていくかと自分たちにあった予算をしっかり把握することが大切です!
仕様と費用のバランスをとって、自分はどのランクで申請するべきなのか考えていこうと思います!
実は…締切間近!?
どのくらいまでにハウスメーカーさんと契約しないといけないのでしょうか?
また、予算が542億円を見込んでいるそうで申請期間内であっても、予算がなくなり次第終了します。
新築だけではなく建て替えやリフォームも該当するので、利用をお考えの方は早めの決断をしていただく必要があります。
利用しようとお考えの方は、ハウスメーカーさんや工務店さんに出来る限り早く確認した方が良いですね。
そこに、自分の求める「暮らし」はあるか?
100万円は家づくりの中ではなかなかの金額ですが、補助金に惑わされない家づくりをしてほしいです。
締切に間に合うように焦っている方は一度落ち着いて冷静になってみて、今急いで建てたお家が「自分が本当に求めていたお家なのか?」ということを考えてみてください。
補助金や締切ばかりに目がいってしまって自分の求める暮らしを考えず家づくりを進めるところでした…。
補助金中心の家づくりでは、補助金をもらうために必要以上に設備を入れて月々の返済が膨らんでしまうこともあります。
また、断熱性能ばかりを気にする家づくりも勧めません。性能は窓を減らすことで簡単に上げることはできます。
ですが、窓は開放感をプラスしたり外の景色を楽しむことができ、暮らしにより充実感を与えてくれるもの。そういったものを削り暮らすことはいいとは言えません。
家づくりの中で大切なことは、建てたお家で自分が求めた暮らし方が出来ることなんだと思っています!
あくまで、家づくりの中心にあるものは「暮らし」なんですね!
田村さん・坂上さん、今回はたくさん教えていただきありがとうございました!!
▲新潟モデルハウス「君と、夕暮れの家」
家づくりで忘れてはいけないこと
「こどもみらい住宅支援事業」は、子育て世帯や若者夫婦がマイホームを持つきっかけになるのはもちろん、環境問題の改善にも繋がることがわかりました。
支援事業によって家づくりに前向きになる一方で、締切や補助金の予算を聞くと焦ってしまう方も多かったのではないでしょうか?
家づくりを始めるタイミングは今しかないと思われている方は一度足を止めて、建てようとしているものが本当に求めているお家なのか考えてほしいなと思います。
支援事業に囚われた家づくりをするよりも、「暮らし」を中心とした家づくりをした方が、愛着の沸く後悔なく暮らせるお家が建てられそうだなと感じました!
以上!新潟住宅通信のカナでした。
バイバーイ!
企業名 | GREEN STYLE |
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住所 | 【本社】長岡市宝4丁目2番地25 【新潟モデルハウス】新潟市中央区上沼656番20 |
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プロフィール
新潟スミコ
アラサー主婦。
サラリーマンパパと2児の子育て奮闘&エンジョイ中
新潟生まれ新潟育ちで趣味はマイホーム情報収集・住宅見学
産後、マイホームの夢が膨らみ住まいづくり情報収集してたら【家ヲタク】に!同じ悩みを持つ新潟県民に向けて役立つ【住まいづくり情報】を発信!