こんにちは、趣味は住宅見学！主婦スミコです！

最近、じわじわと人気が高まっている浮造り(うづくり)フローリング。

全国各地の神社やお寺、古い日本家屋を訪れると、杢目が浮き出ている場所を見たことがある方も多いのではないでしょうか。これは「浮造り（うづくり）仕上げ」によるものです。浮造り仕上げは、板そのものの自然な美しさを活かし、艶や立体感を引き出す加工方法です。今回は、浮造りフローリングの特徴やメリット・デメリットを詳しくご紹介します！

浮造りフローリングってどんなもの？

Old wooden plank background with selective focus. Wood Texture.

浮造りフローリングは、表面にデコボコをつけた床材です。一般的なフローリングが滑らかに仕上げられるのに対し、浮造りフローリングはあえて表面を削って年輪の凹凸を際立たせています。この仕上げにより、足に適度な刺激を与え、心地よい感触を提供します。さらに、ペットの爪がひっかかりやすいため、ペットを飼っている方にも選ばれています。

メリットたっぷり！浮造りフローリングの魅力

1. 滑りにくい

まず、浮造りフローリングの最大の利点は、その滑りにくさです。表面のデコボコが、滑りやすい状態でもしっかりと足を支えます。特に濡れた状態でも滑りにくく、安全性が大幅に向上します。これにより、家庭内での転倒リスクを軽減することができます。

2. 断熱性に優れている

次に、浮造りフローリングは優れた断熱性を誇ります。表面がデコボコしていることで、空気の層ができ、断熱効果が高まります。結果として、冬場でも足元が冷えにくく、暖かさをしっかりと保つことができます。このように、暖かさを維持するための工夫がされています。

3. 目に優しい

さらに、浮造りフローリングは自然な木の風合いが魅力です。年輪や質感が際立ち、目にも優しい仕上がりとなります。部屋全体に落ち着いた雰囲気をもたらし、リラックスした空間を演出します。この点においても、視覚的な美しさを提供しています。

知っておきたいデメリット

1. 傷ができやすい

一方で、浮造りフローリングにはデメリットもあります。その一つが、傷ができやすいことです。デコボコした表面は、衝撃に弱く、傷がつきやすいです。特に子どもがオモチャを落とすと、凹みや傷が目立つ可能性があります。これについては、対策を講じる必要があります。

2. コストがやや高め

また、浮造りフローリングは加工が手間を要するため、コストが高めです。予算に合わせて他の選択肢と比較し、コストパフォーマンスを考慮することも重要です。この点においても、計画的な選択が求められます。

3. 材質が一定ではない

最後に、浮造りフローリングの材質は一定ではありません。使用する木材によって仕上がりが異なることがあります。そのため、希望する質感や色合いに合わせて慎重に選ぶ必要があります。この点を理解し、選択することが求められます。

どんな木材が使われるの？

(スミコの見学レポートより：青木工務店／江南区完成住宅)

チーク

浮造りフローリングには、チークやアカシアなど、さまざまな木材が使われます。まず、チークは無垢フローリングでも非常に人気があります。「木の王様」と呼ばれ、世界中で高級フローリングとして使用されています。日本では国会議事堂にも使われるなど、古くから珍重されてきました。寸法安定性が高く、施工後のトラブルが少ないことも、その人気の理由です。

アカシア

次に、アカシアフローリングは、船や家具にも使われる耐久性と加工性の高さが魅力です。ウォールナットに似た模様が特徴で、濃いブラウンの塗装が施されています。リーズナブルな価格で購入できる点も嬉しいポイントです。日本ではまだあまり知られていませんが、輸入量が増えて人気が高まっています。

杉

さらに、杉は日本で古くから珍重されている無垢材です。伝統的な和風建築にも洋風建築にもマッチし、呼吸器疾患の原因とされる有害な二酸化窒素を吸収してくれるため、空気の洗浄効果が高いのも魅力です。このように、杉も非常に有用な木材です。

まとめ

(スミコの見学レポート：サカヅメハウジング／モデルハウスHIRAYA)

浮造りフローリングは、その独特の質感と美しさから、近年じわじわと人気が高まっています。

足元の冷えを防ぎつつ、自然な木の魅力を最大限に引き出すこのフローリングは、家の雰囲気を格上げしてくれるアイテムです。デメリットもありますが、しっかりと理解して選ぶことで、その魅力を最大限に活かすことができます。

ぜひ、自分にぴったりのフローリングを見つけて、快適な住まいを作ってくださいね！

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