9月2日(土)～4日(月)3日間で開催されていた【キューブデザイン】さんの新潟市北区太田『黒山の家』オープンハウス。

皆さんお忙しいのに、スケジュール調整してくださり、なんとか最終日に滑り込みで見学させてもらいました！

『黒山の家』はすぐ後ろが白新線の黒山駅のホーム、という立地。

駅近にもほどがある羨ましい場所。

でも近いからこそ、道路の歩行者だけじゃなくいろんな角度の視線を考えなければならない環境。

事前に聞いていたのは
「生活の高さを変えることで開放的かつ、安心感の持てる空間を作りました」ということ。

生活の高さを変えるとは！？

しかも、ここは太陽光パネルも設置したオール電化♪

またお勉強させてもらえそうな予感！

さあお邪魔します！スミコ初黒山！

バイパスから行ったら、ナビが聖籠まで行かせやがって焦ったけど無事ついた！

外観

杉板がメインに見えるけど、要所要所バランスよくガルバリウム鋼板が使われいる外装。

テラスを目線から隠し、守ってくれているＲＣ壁(コンクリート打ちっぱなしの壁)。

杉板で木のぬくもりもありつつクールな印象！

木のルーバー(横線のヤツ)とRC壁に囲まれたテラスとお庭スペース。

植栽はアオダモだけ植えて、あとは施主さんが増やしていくんだって。

自分好みにバランス見て増やしていくの楽しそう。
アオダモをライトアップしてくれる小さな照明(地面にある黒いの)とRC壁についている黒い四角の照明で、夜の腑に来も絶対カッコよい。
リビングとお庭を繋ぐコンクリートのテラス。

お友達呼んで、BBQ！とか家族で思い付きで急にBBＱ！ってのもできちゃう。

軒がかなり眺めに広くとってあるから、多少の雨も大丈夫そう。

子供がいたら、夏時期はここでプールだね。

外収納もしっかり確保。

中は棚になっているけど、右側は背の高いものを置けるように、棚板は途中まで。

冬場、スコップ置けちゃう。これナイスアイディア！

だけど写真撮り忘れた。ゴメンなさい。


ガルバリウム鋼板の雨どいカッコいい。

だいたい塩ビ(プラスティック素材)で長くはモタないもんね。

1階

玄関

杉板に囲まれた玄関。

この玄関ドアも【キューブデザイン】さんの造作だって！！

ここ、変に違う素材とか色入ると悪目立ちしそうだけど、外壁のガルバに近い色味だからマッチしてるのかな！
リビングドアまで続く土間？コンクリート！

広さはある家だけど、玄関はコンパクト。

そこでも狭く見えないように、リビングまでコンクリート続にすることで、奥行きを持たせて、狭く感じさせないようにしたんだって。

知識凄い。
そしてこの高級感のあるホテルのような壁！

リビングまで続いてる。その奥行きも遮断しないように、ドア脇の壁もガラスにして、石の壁が続いているのが一目でわかるように。

シューズボックス。

同じ造りでリビングまで続く。

ドア手前は靴収納、ドア奥はリビング収納として使うんだって。

こだわりの玄関ホールですでに圧倒されちまった。

【キューブデザイン】さんと施主さんのセンスはまだまだ～続く～！

リビング

1階LDK、生活の高さを変えるってこういうことか！！

ダウンフロアリビングというそうです。

南道路のお家でここまで大きな窓で、テラスで…

視線を遮る何か対策をしなければ、カーテン閉めっぱなしになるもんね。

そこでカーポート後ろに180cmのRC壁(コンクリート壁)。

180cmあるから、直接的な視線は遮るけど、視線だけじゃなくて【キューブデザイン】さんは、加えて心地の良さを考える。

リビングを40cm下げる。

ソファーに座ると感じる、籠っていて包み込まれている感じ。

落ち着く…♡

吹き抜けの天井高は５m以上！

テラスに続く大開口窓からたっぷり光が差し込む。

でも視線は気にしなくていい！

ここまでの開放感だから、耐震が心配だけど、角のパイプの梁でまかなえるんだって。

ナント心強いパイプの梁さん。

この斜め方向にかかっている梁は火打梁（ひうちはり）っていうそう。

地震などの災害のとき床の変形を抑えて、柱や壁まで力を伝達するのが役割。床の硬さ、強さが補強されて、 地震の多い日本では、欠かせない構造部材なんだそう。

火打梁（ひうちはり）含めて、梁って木のイメージだけど『黒山の家』はパイプ火打。

リビングの雰囲気を損なわず、丈夫にしてくれてるリビングのMVPじゃないか！？

だれがどういおうと、スミコはそう思うよ！


シーリングファン、スケルトン階段、ダウンフロアリビングは施主さんのご希望だったんだとか！

それだけセンスと知識をお持ちだったのでしょうか。

お会いしてご教授いただき、教祖と崇めたい。

ダウンフロアリビングの段差を活かした造作のTVボード。

ステップのさりげないグレーのコンセントもありがたいな～。

これは使うでしょ、switch充電とか？

それはＴＶボード周りでやるか。

とにかく寛ぎスペースにあるに越したことはない！

この造作ＴＶボードも優秀、というか【キューブデザイン】さんの気配りと知識凄い。

両脇は引き出し、真ん中３つは倒れるやつ。

前面に倒れるのフラップ扉ね。
真ん中の扉だけ木目！？

これ、ガラスに薄い突板貼ってある。

なんでかって？

中に設置したデッキを操作するリモコンの赤外線を通すのよ！！

木の板だと、赤外線通さない＝つまりリモコン効かない。

だからガラス扉だったり、木に隙間があるルーバーになっているものが多いんだけど、【キューブデザイン】さんは知識と技術で赤外線だって味方につけるのよ！（赤外線をミカタとは？笑）

【キューブデザイン】さんのオープンハウスには絶対素敵なインテリアが！

スミコ一押しインテリアショップの『フィンチアンドホーム』さんのご協力あって、照明やインテリアの小物たちが出張してる！

『フィンチアンドホーム』さん詳しくはコチラ▼

『フィンチアンドホーム』北欧/デザイン家具から始める家づくり

(参照：キューブデザインInstagram《@cubedesign2006》より)

ダイニング

ダイニング上の照明は埋め込まれているし、折り上げている部分が黒いから照明が反射してらっしゃる。

デザイン性の高さエグい。

白じゃ雰囲気違うもんな、玄関から入ってきたときのラインがアクセントになるもんな。

ほれ ↑　天井に黒いラインがあるとグッと締まる、と思うんですがどうでしょう…(自信なくなったんか？)

キッチン

タカラスタンダードのキッチン。

設備の水準高い…

対面キッチンのメリット総取りじゃないですか？

お料理しながら、家族も見える、お庭も見える。

横に並ぶダイニングテーブルは使い勝手もいいはず！

位置もそうだし【キューブデザイン】さん造作ダイニングテーブルだもんね！


このオブジェも『フィンチアンドホーム』さんの。

横にするとブックスタンドになるとか？ならないとか？いやなるのよ。

気になる方は、もう『黒山の家』はオープンハウス終わっちゃったから『フィンチアンドホーム』さんへ！

でも気を付けて！

9/8(金)まで臨時休業で“本気の社員旅行(研修)？”でデンマークとフィンランドに行ってらっしゃるからね。

キッチン脇のフルハイドア。

存在感すごい。これも【キューブデザイン】さん造作。
造作だからこそ、この写真の扉みたいな太いフチにならないから、かっちょいい。

存在感のあるフルハイドアを抜けると水回りです。

左手に収納！至る所に余裕の収納が。

コンパクトハウスと違って余裕が伺えますな。

サニタリールーム

こちらも造作の洗面台。スッキリシンプル。

シンクまで同じ素材だから、お掃除楽だよ～！

継ぎ目や、パッキンがないからカビ生えないし。

シンクしたも、鏡脇も収納あるよ。

洗面台の奥(ちょっぴり扉開いてた…ちくしょう。)、１階トイレです。

1階トイレ

黒いおトイレ、非常にクールですね。

ボタンひとつで便座が浮きました。近未来でした。非常にお掃除がしやすいと思いました。
洗面台の前の扉は？
ホラまだ続くスペース。

開けて左がバスルーム前のファミリークローク。
下着とかパジャマとかたっぷりしまっとけるね。

ちゃんと２階にもクロークあるよ。

その奥、階段下収納。

バスルーム前だからタオルでもいいし、ファミリークロークもあることだから、ここは掃除用具でもいい！

バスルーム

リクシル、豪華なお風呂。

【キューブデザイン】さんの標準仕様のものより良いものだそうです！

パウダールーム

バスルームの奥が、パウダールームになっておりました。

鏡上下に女優ライト。憧れ…

でもこれでお化粧下手だったら言い逃れ出来ないよスミコは。

鏡台じゃないからね！パウダールームだからね、ルーム。

うは～素敵だな～。

ココからキッチンに戻ってこれる間取りなのですね。

ちょっと洗面台まで戻ります。

なぜかって？２階に行くから！
ほら見切れてる！階段あるでしょ！

え？リビングのスケルトン階段は偽物じゃないよ！

『黒山の家』は階段が２つあるのだ！

2階

2階トイレ

階段あがって左手2つの扉。

左の扉はおトイレ！

淡い色味のヘリンボーンの床と、優しいモスグリーンのアクセントクロスがナチュラルなイメージ。

クローゼット

右手の扉を開けると全面、ハンガーポールのクローゼット。

作り付けではなく、すべてハンガーにかけて収納でもいいし、引っ越し前の住まいで使っているケースを使ってもいいし、多様な使い方ができる！
スミコ方向音痴だから、2階で迷子になった。

階段あがって左にトイレと、クローゼットあったでしょ。

この↑左の扉はクローゼットね。振り返るでしょ。
階段の左に洋室があるのよ。

洋室2部屋

長く広く作ってあって、必要に応じて二部屋に出来るパターン。

入り口もふたつ、左右対称に窓もあるし、エアコンの壁穴もふたつ。

左右の窓、どちらとも黒山駅が見えちゃう。

無人駅の雰囲気、青春…。

階段に戻ってくる。

わかる？スミコ迷子になる感じ。考えられた間取り！

階段を中心に、左に洋室。

右にトイレ、クローゼット、これから進む主寝室、となっているわけだ。

主寝室

このエアコンついている部屋が主寝室ね。その奥にもまだ繋がっているの気になるよね。

あとでね！凄いから！

主寝室、正面はエコカラットの壁。

消臭、調湿効果があって寝室も快適。

照明が優しくて、居心地よさそう。

ゲスト用階段

さっき主寝室奥に見えていたのは、納戸でした！

お布団もしまえる奥行きたっぷりスペース。

そしてリビング吹き抜け上に戻ってくるんですね～迷子～。

ここで仕事やお勉強していても、リビングやキッチンの家族の声も程よく届く。

上も下も、お互い気配を感じられるスペース。


なによりめちゃくちゃ眺めがいい。

山が見えたよ、連峰が。何山かは分かりませんが…眺めは抜群。

遮光性ばっちりのロールカーテンもあるから、南からのまぶしい日差しがお勉強の邪魔をするなら閉めりゃいい。

突き当りにはちゃっかり収納も。

トイレの裏にあたる部分かな。


そしてコンパクトなスケルトン階段を下りたら、リビングに戻ってくる。

ふたつめの階段。

まとめ：【キューブデザイン】さんと施主さんのセンス

家族用とゲスト用の階段があるお家なんです！

こちらがゲスト用。

水回り(サニタリールーム)から上がったのが家族用。

ふたつの階段、施主さんのご希望だったそう。

施主様の知識とセンスが【キューブデザイン】さんの手によって素晴らしく調和し、理想の住宅が実現したのではないでしょうか。

デザイン性、カッコよさだけに留まらず、性能・導線・使い勝手・心地よさも溢れた『黒山の家』。

本質を捉える【キューブデザイン】さんだから実現できたお家をじっくり見学出来ました。