じゅうたく通信 家づくりレポートマイホームのコストを抑えるコツは?コストダウンのポイントと注意点を解説!★

マイホームのコストを抑えるコツは?コストダウンのポイントと注意点を解説!★

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マイホームのコストを抑えるコツは?コストダウンのポイントと注意点を解説!★

家を建てるときに一番気になる、費用の問題。

特に自由設計の注文住宅を建てるとき、理想のデザインや設備を選んでいるうちに予算がオーバーしてしまった!という話はよく聞きますよね。

一生に一度の大きな買い物だから、妥協せずお気に入りの家にしたい。
でも、住宅ローンの返済は長期に渡るため、無理のない返済計画をることも大切です。

そこで今回は、マイホームのコストはどうすれば抑えられるのか、ポイントをいくつかご紹介します。

予算オーバーになる原因は?

まずは、なぜ予算オーバーしてしまうのか、その原因を考えてみましょう。

金銭感覚が変わる

住宅の価格は何千万円と大きな金額になります。
設計段階で、あれも付けたいこれも欲しいとなれば10万円や100万円がそれほど大きな金額に見えなくなってしまうという現象が起きます。
実際10万円は大金ですが、キッチンのオプションとなればそれくらいならとなってしまうのです。
つまり、そのキッチンのオプションだけを見た場合10万円の価値があるというのであれば問題はありません。
しかし、何千万円のうちの10万円と考えてしまうので小さな金額に見えてしまうのです。
見積もりの段階で、冷静に一つ一つ優先順位を決めて本当に必要なものなのかを確認する必要があります。

見積もりの明細を確認していない

トータル金額だけ見て判断するのではなく、見積もり内容をしっかりと把握しましょう。
何にどれだけの費用が見積もられているのか分からない部分があってはコストを下げることもできません。
明細で分からない部分は担当者に質問することも大切で、見積もり明細をしっかりと確認することが重要です。

マイホームをコストダウンさせる7つのコツ

①建物の延べ床面積を減らす

住宅の価格は基本ベースとして坪単価で計算され、延べ床面積が広ければ金額は高くなります。
本当にそれだけのスペースが必要なのかを確認しましょう。
もう少し狭くても大丈夫なところや、省けるところがあればコストを抑えることができます。

②建物の形をシンプルにする

住宅の形が複雑になればなるほど金額は上がっていきます。
1階よりも2階の方が小さい面積の場合、下屋といって1階のみの屋根が必要になります。
また、凹凸のある形状や出入りがある建物は、それだけ屋根や外壁の部材がたくさん必要になりコストがどんどん上がっていくのです。
つまり、シンプルに総2階で作った方が、屋根の面積や役物と呼ばれる部材の数も減ります。
外壁も出入りが無くなることで、余分な部材を使わなくて済むのでコストダウンに繋がります。

③部屋数を減らす

最低必要な部屋数は、家族の人数分の居室と共有部分の水回りとLDKさえあれば良いのではないでしょうか。
部屋数が多いと扉の数が増え、積み重ねてみれば結構な金額になります。
仕切りを少なくし、できるだけシンプルにするとコストダウンになります。

④窓の数を減らす

窓は採光を取るために必要ですが、付けすぎても良くありません。
窓が多いと断熱性能は低下し、真夏や真冬は冷暖房費が高くなってしまいます。
明るい家にすることや換気が上手くできるところさえクリアすれば、それほどたくさんは必要ないのです。
窓があればカーテンやロールスクリーンなどの費用もかかりますし、窓が多い印象なら設計時に減らしてもらいましょう。
住宅の窓は採光に必要な数だけあれば良いということです。

⑤住宅設備のオプションは必要な分だけにする

住宅設備を選ぶ際に、ショールームで選びますがショールームには魅力的なオプションがいっぱいです。
キッチンやシステムバス、洗面台にトイレ、全て標準仕様では満足いかない気持ちになってしまいます。
選ぶ際は良いと思って付けてはみたけれど、実際には全く必要なかったということも少なくありません。
ショールームでは、冷静に本当に必要なオプションのみを選択するようにしてください。

⑥水回りをまとめる

できるだけ水廻りをまとめることで、給水や排水の配管工事が簡素化できます。
それによってコストダウンをはかれます。
2階のトイレを無くすのは不便になるのと、いずれ欲しくなるので設置しておきましょう。
その場合、1階と2階のトイレは上下同じ位置にすることで配管の距離が短くなります。
後の水回りはできるだけ家事動線に従って配置すれば良いでしょう。

⑦和室を作らない

畳の部屋は便利で1階リビング横に欲しいところですが、わざわざ仕切って和室にすればそれだけコストは上がります。
おしゃれな琉球畳や格子の建具、丸窓などやりたいことはたくさんあると思いますが、コストを下げるのであれば無しにすることも必要です。
畳が欲しいのであればリビングの一角に2畳ぐらいの琉球畳をコーナーに設置しておくと赤ちゃんのお昼寝やオムツ替えなどに便利です。

コストを削ってはいけないポイント

なんでも削ってしまえば良いというものではなく、住宅にとって重要な部分に関しては削減してはいけません。

断熱材

断熱材のグレードを下げることは危険です。
そこでコストダウンができたとしても、断熱性能が下がると冷暖房費が高くなりランニングコストが上がれば意味がありません。
今の断熱の基準をキープしないと長い年月そこに住むにあたって毎月の費用がかさみます。

耐震対策

耐震性能を上げるために行う工事に関しては、コストを下げてしまうと地震時のリスクを抱えてしまいます。
地震の多い日本で最も重要な部分なのでコストを削るのは危険です。

まとめ

マイホームのコストダウンのコツと注意するポイントについて解説してきました。
住宅にはコストを削っても良い部分と削ってはいけない部分があります。
予算の範囲内に納めることも長い住宅ローンを組むのであれば、将来を見据えた計画でなければなりません。
無理のない予算内で、優先順位を決めてコストダウンできるものはしていきましょう。

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