じゅうたく通信 家づくりレポート“北欧風”ではない“本物”のスウェーデンの家/スウェーデンハウス【みちまち住宅祭】

“北欧風”ではない“本物”のスウェーデンの家/スウェーデンハウス【みちまち住宅祭】

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“北欧風”ではない“本物”のスウェーデンの家/スウェーデンハウス【みちまち住宅祭】

2023年、新潟市西区坂井地内に新しい町が誕生!
緑あふれるシンボルロードが人と人、人と町をつなぐ『みちまち坂井つばさ』

そして2023年5月には『みちまち住宅祭』として、この町で実際に暮らす方のために建てられた20棟のお家が公開されます!

新潟住宅通信では、『みちまち住宅祭』に参加するビルダーさんへのインタビューを実施!

12社目となる今回は、新潟市西区亀貝に営業所を構えるスウェーデンハウスさん。
北欧の家に対するこだわりや、みちまちへの想いを新潟店店長の佐藤さんに聞いてみました。

株式会社スウェーデンハウス / 新潟営業所 所長・新潟店 店長

佐藤 満弘 Mitsuhiro Sato

北欧スウェーデンの輸入住宅を専門に扱うスウェーデンハウスさん。
北欧の木材を津使用し、厳しい寒さに耐えられる高気密・高断熱のスウェーデンの家を日本全国で建築しています。

良質な木材を使った寒さに強い「北欧の家」

――まずは、スウェーデンハウスさんの家づくりの特徴を教えてください。

スウェーデンハウスは、今から40年前の1984年に創業しました。創業当初から、木製サッシ3層ガラス窓に高い断熱・気密性能を兼ね備えた北欧住宅を日本全国でご提供し続けております。北欧“風”ではなく、北欧で建てられているものと同じ仕様の住宅というのが大きな特徴です。

スウェーデンハウスでは、1つのグレード・1つのスペックで性能に差をつけない造り方で、全国のどの地域でも全て同じ性能で造り続けております。40年前に建てたお住まいも、今の基準でいうZEHにあたるような高性能の住宅なんです。

――スウェーデン“風”ではなく、スウェーデンの家を建てられるということですよね。木材もスウェーデンのものを使っているんですか?

そうなんです。北欧の地域には非常に良質な木材があります。

暖かい地域だと、木材も植物ですから成長が速い。寒い地域だとゆっくり育つ。ゆっくり育つと目が詰まって堅い木になります。堅い木になると長持ちするし、重たいものも支える力が強くなる。

そんな風に寒い地域では良質な木材が育つので、スウェーデンから木材を輸入して建築しています。

――木材だけスウェーデンから持ってきて日本の建築方法を取り入れることもできたと思いますが、なぜ家づくりもスウェーデンのものにしたのでしょうか。

スウェーデンは非常に寒い地域ですので、当然人間は身を守る必要があります。外がマイナス30〜40度だとしても、室内は20度ほどに保たないといけない。そうなると最大で60度位の温度差が発生してしまいます。

そんな中で快適な暮らしを叶えるために、まず重要なのは断熱性・気密性を高めることです。外は寒くても中は快適な暮らしができるように、床・壁・天井の断熱材を厚くして、隙間風を無くす。スウェーデンでは100年以上前からそんな家が造られてきました。

一方で、スウェーデンは美しい森と湖の国でもあります。日本もそうだと思いますが、外との繋がりを非常に重要視しています。ですから遮断するのではなくて、木製サッシ3層ガラス窓を使うことによって大きなガラス面をとったり、冬の60度の温度差に耐えられるような出入り口を作ってきました。北欧の家は世界からお手本になるくらい気密・断熱性能、省エネルギー性能が進んでいるんですよ。

――60度の温度差って凄まじいですね…!どうしてそんなに寒さに強いんでしょうか?

人間が寒さに耐えるとき、服をたくさん着れば暖かくなりますよね。これは建物も同じで、住宅の場合は断熱材をたくさん着ることになります。床・壁・天井、外に面する部分に分厚い断熱材を入れ、さらに質を高めることによって冬でも暖かい暮らしができるんですね。

そしてスウェーデンハウスでは全ての窓に木製サッシ3層ガラス窓を使用しておりますので、暖房で温めた空気や熱を外に逃がさない、外からの寒さを入れない気密性の高い造りになっています。これによってリビングだけではなく、キッチンや玄関をはじめ、洗面脱衣室や廊下まで暖かくなるんです。床暖房が不要なほど、冬でも素足で快適に過ごせます。

木製サッシ3層ガラス窓

――実際に住まわれたお客様から、「やっぱり良かった」と言われた事例やお声があれば聞かせていただけますか。

まずは静かであることですね。幹線道路沿いや線路沿い、新潟空港の近くだったとしても、凄く静かで夜の眠りが深くなったというお声をいただくことが多いです。静かであることは、快適に暮らせる一つの要因ではないかと思います。

そして、想像以上に暖かい・涼しい暮らしができることにも驚かれます。気密性・断熱性が高いということは、夏も少ない電気代で家中快適に過ごせる住まいになります。冬の暖かさはイメージしてたけれども、夏も快適なのでびっくりしました、なんて言われることが多いです。

あとはデザイン性ですね。北欧はシンプルで美しいものづくりをするデザインの先進国でもあると思います。それがスウェーデンハウスにも活かされていまして、シンプルだけど美しいデザインでインテリアや外観を作り上げていきます。完成してお引渡しする時に、お家を見てうっとりするような、そんなお客様の表情を拝見することが多いかなと思います。

どこから見てもシンプルで美しい家

――今回『みちまち住宅祭』にご参加いただいたきっかけは何でしょうか。

きっかけは2つほどあります。

まず、非常に美しい町並みになることが想像できたのが1つのきっかけです。『みちまち』の中心に『なない路』という遊歩道が設置されて、そこに沿って20軒の住宅が建つ。その美しい町並みにスウェーデンハウスの建物を造りたいと思ったからです。

2つ目は、住宅仕様もスウェーデンハウスの考え方にぴったりだったことです。もともとスウェーデンハウスは気密・断熱性能の高いZEH仕様の家を造ってきました。ZEH住宅で太陽光発電が載り、蓄電池が採用される。町全体がそういう意識の高い暮らしをされるんだろうなと感じ、参加させていただきました。

――『みちまち』で、スウェーデンハウスさんではこんな感じの家をご提案したいという構想などがあればお聞かせいただけますか。

遊歩道と生活道路の両方に面した建物になりますので、どちらから見ても美しい家を作りたいと思っております。スウェーデンの家、北欧のデザインは、シンプルさが非常に美しいんですね。公園・遊歩道から見ても、生活道路から見ても、シンプルで美しい家を作りたいです。また遊歩道側にはお庭を設けて、室内にいても外とのつながりを感じ取れるような間取りプランを考えております。

――最後に、『みちまち』に興味を持っている方へのメッセージをお願いします!

『みちまち』のコンセプトに沿った美しい建物が建ち並び、もしかすると同じような年代の方達が集まる。そして小学校や駅も近く、車の便も良い。これ以上ない住環境なのではないかなと思います。

そして、地球環境や電気エネルギーに配慮した取り組みは、災害に強く自立できる町の実現にも繋がります。太陽光パネルや蓄電池を搭載することで、大規模な停電が起こったとしても、みんなが安心できる町になるはずです。そんな暮らしができる『みちまち』が、今後の日本の住宅地のモデルケースとなればいいなと思っています。

2023年5月、『みちまち住宅祭』開催!

新潟住宅通信では、今後も『みちまち坂井つばさ』『みちまち住宅祭』について取り上げていきます。
ぜひチェックしてください!

※スウェーデンハウスさんの紹介ページはこちら

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