じゅうたく通信 家づくりレポート家づくりは完成見学会で学ぼう!見学までの流れや注意点を解説!

家づくりは完成見学会で学ぼう!見学までの流れや注意点を解説!

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家づくりは完成見学会で学ぼう!見学までの流れや注意点を解説!

注文住宅やリフォームを計画する際、どこに依頼するのか悩むところですよね。
建築会社を検討する上で、最もその会社のことを分かりやすいのが見学会に参加することです。
よくある住宅展示場へ足を運んで見学するのも良いですが、モデルハウスは規模が大き過ぎてあまり現実的とはいえません。
今回は、完成見学会の内容や注意するべきポイントなどを紹介します。

完成見学会の流れ

各建築会社は注文住宅やリフォームの完成見学会を定期的に開催しています。
気になる建築会社やハウスメーカーのホームページから、情報は入手できるのでチェックしてみましょう。
予約が必要な場合は、ネットから予約しておけば担当者を準備してくれるので安心ですね。
当日、車でお越しの際は駐車場などを事前に問い合わせておいた方が良いでしょう。
見学中に質問したいことをまとめておくと、有意義な時間を過ごせて学びもあります。
また、リフォームの見学会の場合は、既存の家の設計図面があれば具体的な相談ができるので持参しましょう。
新築を検討されている場合は、外観や内装、住宅設備など参考になる画像をたくさんストックしておいて、どんなイメージにしたいかを伝えることで様々な意見を入手できます。
自分なりに資料を集めて、見学会でその会社の実績や提案力を見極めることも必要です。

完成見学会の種類と参加するメリット

建築会社の見学会には、施工途中の構造見学会と完成見学会の2種類があります。
構造見学会に参加するメリットは、完成してからでは見ることができない構造部分を見学できることです。
柱や梁のサイズや材質、筋交や金物など耐震面の構造や制震装置、状況によっては断熱材を直接見学することも可能です。
壁の中や天井裏など、その会社の使っている建材が明らかになるため耐震性や断熱性などの説明を受けることで、どのようなコンセプトで建築しているのかが分かります。

一方、完成見学会ではオーナーへ引き渡す前の完成した状態が見学できます。
実際に建てられたオーナーのこだわりをどのように表現したのか、提案した内容はどういったところなのか、完成までの打ち合わせをどのように行ったのかなど質問すると参考になります。
外観や内観を全てリアルに見学できるので、オーナーがなぜこの建材を選ばれたのかという理由や根拠まで聞き出すこともできます。
キッチンやシステムバスなど、最新の住宅設備を見学することも可能なので便利な機能や新しい設備を体感できます。

完成見学会で確認すること

完成見学会へ参加したら、自分の家の計画に参考になるように質問を用意しておきましょう。
まずは、どんな内容を確認すれば良いのか紹介します。

土地面積と建物の延べ床面積

土地の大きさや建物の延べ床面積を知ることで、自分たちが理想としている広さが確保できるか、駐車場や庭のスペースがどれくらい取れるかなどを確認できます。
必要な土地面積と建物の規模を想定できるので必ず聞いておきましょう。

家族構成

その家に住まれる家族構成を聞いておくことで、自分の家族と照らし合わせて必要なスペースやあれば便利なポイントなどが見つかります。
例えば、小さな子供が多い場合には玄関クロークを大きめに作ったり、高齢者がいる家庭ではバリアフリーと部屋の扉を引き戸にしたり、というように家族構成によって間取り設計の方向性が見えてきます。

オーナーのこだわりのポイントと実現させた方法

自分とは異なるこだわりであっても、そのこだわりをどのように解決したのかが建築会社の実力と提案力を評価するポイントになります。
自分たちのこだわりを、柔軟に受け入れてくれる業者かどうかの判断基準にもなるでしょう。

設計や施工の注目ポイント

間取り設計や施工内容で、他社には難しいことが可能であったり、オンリーワンの技術があったりすれば聞いておきましょう。
その建築会社の個性や得意分野などが見えてきます。

予算の配分

誰でも家を建築するにあたって予算というものがあります。
その予算の範囲内で全てを納めるには、それなりのテクニックがプロには必要です。
例えば、住宅設備を仕入れ値の安くなるメーカーに統一することや、グレードを下げる設備を検討することも大切です。
大量発注している建材を使用することによってコストを下げたり、自社生産しているハウスメーカーもあるので、どのような方法で予算内に収められるのかを聞いてみると良いでしょう。

性能の確認

耐震性や断熱性、気密性などは、地震災害が多く四季のある日本にとっては重要な確認ポイントになります。
まず耐震性ですが「耐震等級」を確認しましょう。
推奨しているのは「耐震等級3」で全棟を標準化していることが条件です。
また、断熱性については「Ua値」という省エネ性能の指標となる数値を聞いておきましょう。
さらに「C値」は気密性能を測る数値ですが、実際に現場での測定が必要です。
全国的に「高気密・高断熱住宅」のC値は1.0以下が一つの基準値になっています。
つまり、「Ua値」「C値」の数値に意識のない業者は、高気密・高断熱への取り組みがなされていないことになるので断熱性能に不安を感じます。

このように見学会は、ただ見るだけでは無く質問や資料を用意しておくことで有意義な時間を過ごせます。

まとめ

注文住宅を建てる計画やリノベーションやリフォームを検討されている方は、気になるハウスメーカーや建築会社の完成見学会に参加することをおすすめします。
参加の際は、学びが得られるように質問を準備しておくことと、リフォームなら既存の図面、新築ならこんな風にしたいと思っている参考画像を用意しておくことが大切です。
準備万端で参加すれば、きっと自分たちの家を建築する時に参考になるでしょう。

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