じゅうたく通信 家づくりレポート家の間取りはどう決める?暮らしやすい間取りのポイントを解説!

家の間取りはどう決める?暮らしやすい間取りのポイントを解説!

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家の間取りはどう決める?暮らしやすい間取りのポイントを解説!

家づくりにおいて、間取りを決めるのは難しいと感じている方も多いのではないでしょうか。
それぞれの場所に理想はあっても、上手く繋げていくのはなかなか難しいものです。
自分たちが使いやすい理想の間取りを実現させたい方や、在り来りの良くある設計では満足しない方も多いと思います。
今回は、家の間取りを考えるときに注意するポイントや暮らしやすい間取りの考え方など、間取り設計について解説します。

間取りづくりで考えるべきことは?

生活動線を考える

間取りを考えていくにあたって最も大切なのは、家族の生活動線をよく考えて作ることです。
家族一人一人の動線をシミュレーションしてみるとヒントが掴めます。

例えば、毎日行う洗濯ですが洗濯機から出した洗濯物を室内干しへ移動させ、乾いた洗濯物を畳んで収納する。
この一連の動きが最短距離で一直線に並ぶ間取りは、便利で使いやすく効率的ですよね。
家事の時間短縮に繋がるレイアウトになります。

また、買い物など重い荷物を持って帰った時には、玄関からパントリーや冷蔵庫が近い方が移動距離の短縮になります。
さらに、家族が帰宅したらすぐに手洗いうがいなどができるように、玄関ホールから洗面室を繋げるのも良い間取り設計といえます。

つまり、出来るだけ無駄な動きをなくし、効率よく動けるようにする生活動線を意識した間取りにすることが基本なのです。

その土地や環境にあった間取りを考える

土地や周囲の環境は、場所によってそれぞれ条件が違います。
前面道路の幅や隣地との距離、方角などが間取りを考える上で重要なポイントになります。

例えば、日当たりの良い南側にはリビングやバルコニーを配置したいですし、浴室やトイレなどの水回りは人通りの少ない方角にレイアウトするのがベスト。

2階は、子供部屋は出来るだけ明るい方角に作り、夫婦の寝室は寝るだけなので空いたスペースに作れば良いなど優先順位を決めていけば必然的に間取りは完成していきます。
やはり、その土地の日当たりや風通しなどを考えて、パズルのようにゾーニングしていくと大まかな間取りは出来ます。

また、周囲の環境は隣地の建物が近い場合、窓の位置が真横にならないような設計にしましょう。
隣からの視線が気になるだけではなく、隣の方も窓を開けずらくなります。

このように、土地や環境は動かせないため後悔しないように、その土地に適した間取りを考えることが重要といえます。

間取り設計に必要な6つのポイント

1. 採光と風通し

間取り設計で、最も重要といっても良いほど生活に欠かせないのは採光です。
晴れている天気の良い日でもリビングが薄暗かったら嫌ですよね。
また、風通しも重要で風も通らない湿気やすい環境では、カビの発生など身体への影響も考えられます。
採光と風通しはその土地をよく観察して間取りを決めることが必要です。

2. 玄関と階段の配置

玄関の配置も重要なポイントです。
家の出入り口なので、外から見たイメージも大切ですが玄関からの生活動線を考えて配置することも重要です。
玄関は必ず、前面道路の方向に向いていなければならないことはありません。
必要に応じてベストな位置に配置しましょう。
また、階段の配置は動線を意識して位置を決めることと、吹き抜けを作るのであれば明るさと開放感をどの場所に作るかがポイントになるでしょう。

3. 家電や家具の配置

テレビをはじめ家電の配置と置きたい家具を決めておくと、間取りがスムーズに決めやすくなります。
テレビの大きさや家具のサイズなどをしっかりと把握しておけば、ソファの位置などリビングのレイアウトが見えてきます。
家電の配置を決めていくことで、必要なコンセントの位置と数量が分かります。

4. 収納

LDKや水回り、部屋の配置が決まってくれば、次に考えるのが収納です。
どの場所にどんな収納を作るかによって間取りが変わってきます。
不必要に多ければ良いわけではなく、かといって空いたスペースを収納にすると足りなくなることもあります。
間取りを決める時には、具体的に収納する物を想定して上手く納まるような収納スペースを作りましょう。

5. コンセントの数と配置

コンセントが足りないのは後々不便になり、配置を間違えると延長コードばかりに頼って部屋中がコードだらけになることもあります。
テレビ周りだけではなくキッチン周りの家電製品や携帯電話の充電など、コンセントは十分に作っておくことが必要です。
充電式の家電製品が増えているので、収納にもコンセントがあると便利です。
コンセントは数だけではなく、使いやすい配置を間違えないように作っておきましょう。

6. 生活音に配慮する

間取りによっては、生活音がうるさい設計になることがあります。
吹き抜けに良くある問題にリビングのテレビの音が、2階の子供部屋まで聞こえて受験生など静かに勉強したくてもできない環境になるのです。
開放感のある間取りもおしゃれで良いのですが、プライバシーの問題や音の問題も影響しないような間取りにすることをおすすめします。

まとめ

家づくりの間取りの作り方について解説してきました。
構想段階では、おしゃれにカッコ良くをテーマに間取りを作る人が多いですが、それだけでは暮らしやすい間取りにはなりません。
生活動線を考えることやその土地の環境なども左右してきます。
理想の間取りを自分なりに固めて、あとはプロの意見を交えながら暮らしやすい間取りを実現させましょう。

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