中古住宅のメリットデメリット!購入する際の注意するポイントを解説!
住宅を購入する際、戸建てかマンションか、あるいは新築か中古かと選択肢はたくさんありますよね。
ハウスメーカーで注文住宅を建てるのも悪くはありませんが、高額な工事費用がかかるのも事実。
それでは中古住宅はいかがでしょう?
中古住宅のイメージは、「人が住んでいて汚れている」「見えないところが老朽化していたら長持ちしない」などネガティブな印象をお持ちの方も多いと思います。
しかし、中古住宅には新築住宅にはないメリットがあり購入されている方も多いのです。
今回は、中古住宅の見逃すことができないメリットとデメリットを解説します。
目次
中古住宅のメリット
価格が安価
中古住宅の最大のメリットは、当然ですが新築より価格が安いことです。
新築に比べると同じエリア、同じ規模の建物で20〜50%程度安くなっています。
戸建ての中古住宅は、築20年で建物の価値は無くなるといわれています。
そのため、土地の価格のみで購入できる物件も中にはあり、自分の好みにリノベーションして新築よりコストを抑える方もおられます。
中古住宅の質にもよりますが、上手くリノベーションすれば新築住宅を建てるよりも手軽に夢のマイホームが手に入るのです。
また、延べ床面積の広い住宅などは、築年数が経つと販売しにくくなり価格が下がります。
そのような物件を探せば、広いマイホームを実現することも可能というわけです。
土地面積の大きい物件もある
新築の建売住宅を見ていると、出来るだけ狭い土地で数多く戸数を販売していることが分かります。
建売業者は、限られた土地の中で分譲を始めるにあたって、当然のことながら戸数が取れるように土地を分割していきます。
駐車場は2台取れるが、庭が小さいことが多いのが現状です。
その点中古住宅は、広い土地や大きな建物のまま販売しています。
駐車場は2〜3台停められ、庭ではバーベキューや家庭菜園が楽しめて、家は家族4人がそれぞれの部屋を持ち広いLDKにテラスも欲しい、と夢も膨らみます。
このような希望を叶えるには、土地から購入して注文住宅を建てるのには、やはりコストがかかり過ぎます。
広さや家の大きさを求めるのであれば中古住宅は悪くない選択です。
実際に自分の目で確かめて購入できる
新築住宅は、注文住宅を含め契約前に建物を実際に見ることができないケースがよくあります。
完成した建売住宅もありますが、大抵は自分好みにカスタマイズできるよう完成前に購入することになります。
しかし、中古住宅の場合は実際に見ることができるため、リアルに住み心地をイメージすることが可能なのです。
外壁や屋根、内装や設備、日当たりや風通しなど全てを目で確認し体で感じることができるでしょう。
床下や構造体については費用はかかりますが、ホームインスペクター(住宅診断士)に床下のシロアリ被害の調査や屋根材の状況など、構造体と呼ばれる部分の調査も依頼できます。
ホームインスペクターは、建築士の資格を持つ建物診断のプロです。
中古住宅は自分の目で確かめ、自分では分からない部分をプロに診断してもらえば安心して中古住宅の購入を決断できます。
予算に応じてリフォーム・リノベーションができる
中古住宅は新築住宅に比べて安く購入できるため、リフォームやリノベーションに費用を回すことができます。
基礎や柱、梁などの構造体がしっかりしていて、この先建物を維持できる状況であればリノベーションで断熱材を新しく入れ替えるところから工事は可能です。
中古住宅は、購入後予算に応じてリフォームやリノベーションを行い、自分らしくカスタマイズできるところがメリットです。
中古住宅のデメリット
維持費が高くなる
中古住宅は築年数にもよりますが、購入後のリフォームをしない場合は数年でメンテナンスが必要になる場合があります。
古い物件ほど住宅の不具合が発生しやすく、安全性に関わる場合は早急に修繕工事が必要になることもあります。
安く購入しているため仕方がない部分もありますが、修繕にかかる費用やメンテナンスにかかる費用は、どれぐらいかかるのかを見ておいた方が良いでしょう。
耐震性能が低い物件もある
中古住宅は、築年数が古いほど耐震性能は低いと考えた方が良いでしょう。
1981年6月に旧耐震基準から新耐震基準に法改正され、そのタイミングが一つの耐震基準の目安になります。
つまり1981年5月以前に建てられた住宅は、旧耐震基準に沿って作られているため耐震性が低いということです。
築40年の中古住宅を購入してリフォームやリノベーションする人は少ないと思いますが、地震災害の多い日本においては耐震性は重要なポイントになります。
中古住宅を購入する際の注意ポイント
中古住宅を購入する際に注意するポイントは、まず築年数を確認し不具合の有無を調べましょう。
購入後、修繕工事やメンテナンスの必要性を費用を含めて把握することも大切です。
また、耐震性が低い場合には耐震補強工事が必要なのかも確認するポイントになります。
耐震性が低いままでは、地震災害時に倒壊する恐れもあり人命に関わり危険です。
自分では判断できない場合は、プロの目から見たホームインスペクターによる建物診断を依頼しましょう。
まとめ
中古住宅のメリットデメリットについて解説してきました。
中古住宅は、条件さえ合えば安く手に入るメリットがありますが、あくまで中古なので建物の状況をしっかり確認して購入を判断することが重要です。
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プロフィール
新潟スミコ
アラサー主婦。
サラリーマンパパと2児の子育て奮闘&エンジョイ中
新潟生まれ新潟育ちで趣味はマイホーム情報収集・住宅見学
産後、マイホームの夢が膨らみ住まいづくり情報収集してたら【家ヲタク】に!同じ悩みを持つ新潟県民に向けて役立つ【住まいづくり情報】を発信!