じゅうたく通信 家づくりレポート新潟県の『県産材』の魅力。林業から建築まで一貫して行う坂詰製材所に聞いてみた!

新潟県の『県産材』の魅力。林業から建築まで一貫して行う坂詰製材所に聞いてみた!

新潟市外 プロに聞いてみた
新潟県の『県産材』の魅力。林業から建築まで一貫して行う坂詰製材所に聞いてみた!

家づくり経験者の方や家づくりを考えている皆さんは

『県産材』のことを知っていますか?

『県産材』とは
県内の森林・・・・・から伐採された原木を、県内で加工・・・・・した木材のこと!!

「どんなメリットがあるのか?」「特徴や魅力は何なのか?」などなど
気になる事が溢れてくる!!

今回は阿賀野市保田で新潟県の『県産材』を使い、新潟を守ろうと励んでいる

坂詰製材所の会長坂詰一年さんにお話を聞いてきました!

▲株式会社坂詰製材所 代表取締役 会長 坂詰一年さん

坂詰製材所さんってどんな会社?

カナ
坂詰製材所さんってどんなことをされてきたんですか?
坂詰さん

会社を建てた時は社員は3人しかいなくて梱包・荷造りから、ブラインドも作ったり…といろんな仕事をやってきました。

でもやっていく中で、自分で仕事を作っていかなければならない!と感じたんです。
「保田には住宅地がない!」ということから不動産業を始め、建築士を雇って仲間を増やし建築会社を作ったり…いろんな仕事を積み重ねてきて、事業を拡大してきました!

カナ
社員が3人!?今にいたるまでに、いろんな挑戦をしてきたんですね…

坂詰さん

ほかの製材所よりも設備を整えて、山での伐採・製材・乾燥や木工・加工まで一貫して行える会社にしたんです。
今まで月30棟くらいだった注文が、ウッドショックになった今でも月60〜70棟くらいの注文をいただけるようになりました。

でも、やっぱり製材所が活発化しないと新潟県の山を守ることができないんだなと感じました。
木も地産地消して、新潟の山は新潟で守らないといけない!!
そのためにも現在、社員や県の方と共に協力して『県産材』を普及させようと頑張っています!

『県産材』の魅力って?

カナ
坂詰製材所さんが『県産材』を使う具体的な理由ってなんですか?
坂詰さん

新潟県民の皆さんに『県産材』についてもっと知ってもらって、「新潟県の山を守るために、県産材を使おう。」って気持ちになってもらいたいなと!!

それに近くの山から出しているものだから輸送費も抑えられるんですよ。
住宅を建てるときに必要なものを、自分たちで採れるっていうのはいいところじゃないかなと思います!!
「この材料が欲しい!」ってなっても、山に入ればすぐに手に入るから利便性がいいんですよね。

カナ
“新潟県民が新潟県の山を守る”って素敵〜!!
他県の木材とはちがう『県産材』ならではの魅力ってありますか?
坂詰さん

新潟の冬の寒さに揉まれた『県産材』は、とにかく年輪が細かく強度も高いんです!
家を建てるならその地域・その気候で生まれ育った木を使った方が、木そのものが持つ環境への適応力を最大限に活かせるんです。

あとは、新潟県産材の家づくり支援事業というものがあって、工務店にも施主さんにも補助金が出て安くお家を建てることができるんです!

カナ
そんな補助金があるんですか!?
実際、『県産材』を使ったお家を建てられる方ってどのくらいいらっしゃるんですか?
坂詰さん
ウチの会社は、約90%は『県産材』を使っています!!
他のところの木を使おうとしている方に…「『県産材』の方が安くて肌触りや足触りがいいよ」と勧めて使う事が多いんです。

カナ
90%ってほぼ全部じゃないですか!!
坂詰さん

そうなんですよ!!
新潟県産の杉って、ヒノキとは違ったいい香りがするし、柔らかい色合いだから目にも優しいんですよ。
歩いていても足触りが柔らかいこともあって、本当に木が好きな人は、「やっぱり『県産材』で建てて良かった!」と喜んでくれるんですよね。

だから、どんな感じのお家なのか気になる人は一度モデルハウスに足を運んでほしいです。
それに山で育成している様子から建設現場まで全部見ることができるので、いろんな方に見てもらいたいと思います!!

カナ
山から見学できるってあまりないですね!
実際に自分の目で見ることによって、お家だけじゃなくて使われている木にまで愛着が湧くかも。
坂詰さん

林業から建築まで一貫して行っている会社は全国的にも珍しいんです。

新潟県民1人1人が新潟の山を守るという“新潟県民としての意思”を持てるように。
もっと『県産材』を使ってもらえるように。
私たちも頑張っていきたい!!

お話をしていく中で、

『県産材』にかける想いが伝わってきました!!

そんな坂詰さんには、ある野望があるんだとか…。

坂詰さんの『野望』

カナ
今後、坂詰製材所としてどんな取り組みをしていこうと思っていますか?
坂詰さん

まずは、設備を整えて他に負けない製材所になりたいです!!

それから、県の方も一生懸命動いてくれているから協力して社会貢献したいなと。

もっと人員を増やして技術や機会を揃えて…阿賀野市保田から『県産材』の魅力を発信してどこにも負けない新潟にしていきたいと思っています!!

 

ふんわりとした笑顔の奥には、

『県産材』への熱い野望をお持ちだった坂詰さん。

あくなき向上心と、新潟県の製材所を引っ張っていこうとしている姿がとっても素敵でした!!

見応えのある工場!!

工場見学ツアーも開催されているそうで、見学させてもらっちゃいました。

想像していたよりも大きいし広い!!(驚)

1本の木が建材になるまでの過程も見られて、貴重な経験になりました♪

設備も充実していて見応えのある工場でした〜◎

モデルハウス『HIRAYA』

今回、サカヅメハウジングさんの『HIRAYA』というモデルハウスで

インタビューさせていただきました!

なんと、こちらのモデルハウス『県産材』がたっぷり使用されたお家なんだそう。

後日、こちらのモデルハウスを見学した様子も公開するので

ぜひそちらもご覧ください!!

新潟県の『県産材』に関する支援制度や最新情報を掲載したホームページ

「にいがた育ちでつくる」公開されています!

気になった方は、こちらも確認してみてください。

以上、新潟住宅通信のカナでした〜!

バイバーイ!!

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