じゅうたく通信 家づくりレポート新潟市の沼垂テラス商店街の建築設計事務所【Ploot】江南区のコンパクト住宅見学レポ!!

新潟市の沼垂テラス商店街の建築設計事務所【Ploot】江南区のコンパクト住宅見学レポ!!

新潟市江南区 家づくりノウハウ見学レポ
新潟市の沼垂テラス商店街の建築設計事務所【Ploot】江南区のコンパクト住宅見学レポ!!

(Instagramでも、HPでも、オシャレな建築会社さん、知ってはいたの…)
(でも中々、見学会というご縁がなくて、一方的に素敵な施工事例を眺めていたの…)

そんな、一見ストーカーのようなスミコに吉報が舞い込む!

『オープンハウス開催するので、時間があればぜひ』

まさか【Ploot】さんからお誘い!嬉しさの極み。

即予約させていただき、江南区完成住宅へ見学に!

言葉にできない「感覚的な価値の創造」を目指す【Ploot】

(Ploot HP/About:conceptより)

Ploot(プルート)とは、英語のPlot(プロット)を元にした造語。 プロットには筋書きや構想という意味があります。
Plotに加えられたもうひとつの「O」。このOはアルファベットOと、数字の0、記号の◯を込めています。
原点を意味するOと0、輪を意味する◯。たくさんの意味になれる”余白”みたいなものとして捉えています。
僕らが良いと思うPlotを、お客さんに提案する。僕ら”だけ”が思う一方的なものでなく、お客さんと僕らが良いと思う双方的なPlot。
Plootというこの下書き、脚本は、僕らだけでなく“関係している人と一緒に下書きし、形にしたい”
そんな思いからPlotにOを足して「Ploot」と名付けました。

卓越したデザイン性と住み心地の快適さ。

これらを兼ね備えた注文住宅を手掛ける【Ploot】。

様々な業種のお店が並ぶ新潟市中央区の沼垂テラス商店街で“観葉植物店 兼 設計事務所”を運営。

【Ploot】の施工エリアは新潟県全域で、お客様の個別のニーズに対応。

クールなスタイルから洗練されたオシャレなデザインまで…多岐にわたるデザイン性。

押し付けるような提案ではなく、双方向の提案を行い、何十年にもわたり住み続けたくなる住まいを、お客様と共に創り上げてくれる。

見学して、【Ploot】代表の齋藤さんのお話を聞いていて、「ひとつひとつのお家や家族にじっくり向き合ってくれるんだな」と感じたスミコ。

今回、お客様と共に創り上げたお家は、人気エリア江南区。

施主さんご家族は、お子さんも大きくなって、実家を巣立つこと前提に考えられたそう。

土地としては奥まった袋小路(行きどまりになっている路地)

車の出し入れや、建て替えに不安があったりとデメリットが多くありそうな土地だけど、家で過ごす時間を考えるとメリットも多い。

・排ガスや騒音、振動に悩まされない!
・袋小路の土地は評価額が低いので、固定資産税が安くなる!

などなど。

見学に行ってみてスミコが一番魅力を感じたのは…

・道路に面してないから、なんせ視線が気にならない!!

それでは、【Ploot】がお客様の求めるものをキャッチして、双方の考えるBESTをカタチにしたお家をご紹介!

外観

 

敷地面積96.00㎡(29.0坪)
建築面積48.20㎡(14.6坪)
延床面積86.12㎡(26.0坪)

このお家は、29坪というコンパクトな敷地。

プライバシーを保ちつつ、アプローチを兼ねた中庭が生活スペースに彩を加えるよう計画していったのだとか。

ジョリパットとガルバリウム鋼板、木材が組み合わさった外観は洗練された印象の中にも木の温かみがある。

↑いただいたお写真は、夜のお宅。カッコよき…。

採光性(外部から自然光を取り入れること)を確保するためにリビングは2階に、1階は寝室と洋室2部屋。

「お庭がほしい」というご希望から、このコンパクトな敷地にお庭をどう取り込むか、ということと、そのお庭をどう空間に取り込むか、を模索したんだそう。



それが形となったのが、玄関前のアプローチ兼中庭スペース。

植栽は和テイスト。

1種類ではなく、何種類かの苔を組み合わせて彩のバランスを決めたんだそう!

こだわりスゴイ。

1階

玄関





玄関はガラス張りで、光も取り入れてくれるし、目の前の中庭の風景をそのまま120%楽しませてくれる。

袋小路だからこそ実現できた、ガラス張りの玄関。

土間部分は3尺、ということで比較的コンパクトな玄関だけど、ガラス張りになっていることで圧迫感がなく広く感じる。


ここはもともと“準防火地域”という地域。

防火地域・準防火地域とは都市計画法において「市街地における火災の危険を防除するため定める地域」として指定されるエリアのこと。

都市計画法に基づいて「都市部での火災リスクを軽減するために設定された地域」を指す。

このような地域では、建築に使用できる材料にも制約が設けられている。

たとえば、防火窓や燃えにくい素材の市販のドアを使用しなければならず、窓やドアのデザインにも特別な制限がある。

防火窓や防火ドアの代わりに防火シャッターを備える方法もあるけど、今回【Ploot】齋藤さんは、中庭を設けそれを囲むように外壁を設計し制約をクリア!

これにより、「庭が欲しい」というご希望を叶えながら、同時に準防火地域の要件を満たし、デザイン性の高いガラス張りの玄関を実現。

せっかくの注文住宅に防火シャッターは勘弁願いたい!

1階 寝室・洋室

玄関左手に進むと、寝室と洋室が続く。

皆様、お分かりいただけますか!?

壁と、床!見て見て、壁と床!

巾木があるけど、ない!

出っ張ってない!

「この巾木、標準にしようかなぁ、って思ってます」

って【Ploot】齋藤さんが言ってたよ!大工さんや内装屋さんは大変なお仕事だけど、デザイン的にもメンテナンス的にも魅力満点な巾木。

そして、このお家すべて天井までのフルハイドア!

ドアや引戸は高さが2mの商品が一般的。

天井の高さがだいたい2m50㎝なので、ドアと天井の間に50㎝の下がり壁ができちゃう。

この下がり壁を取っ払う事が可能なドアを「ハイドア」という。

ドアの上に壁がない分、開けた時奥行きが感じられて、圧迫感軽減。

天井も高く感じられる。

洋室は9畳のひと空間を、左右対称の4.5畳に分けてある。

いつも見ている、一つの空間を必要に応じて仕切れるように…の逆!

仕切ってあるのを、必要に応じて取っ払えるよバージョン。

壁を壊せば床も天井も繋がっているので、補修が少なくて済むようになってるんだって。

子供たちが巣立っていくことを想定してるんだ。

2階




リビング前に半畳の収納スペース▼
掃除用具なども入れられるスペース。

フルハイドアの建具の枠がないのもスッキリした印象になる工夫。

照明のスイッチもドアノブの高さ(120㎝くらい)に合わせて、手の動きも少ない。

目線が行きやすいものを、空間の下の部分に置いて重心を下げる。

全体的にすっきりした印象の空間の出来上がり!

洗面化粧台


造作の洗面化粧台。

もともと、シンクとキャビネット一体型のものをわざわざ分解して、シンクだけ使ってるんだって!

齋藤さんと施主さん、双方の希望だったそう。

今オシャレなシンク多いけど、これはすっきりしているし多機能で、見た目にも機能的にもおススメのようですよ。

だってわざわざ分解してまで採用してるくらいだもん。

脱衣所も兼ねているから、洗濯物の予洗いも水ハネ気にせずにジャブジャブできるのは有難い。

シャワーもついてるから、シャンプーもできる!

スミコならここで沐浴させちゃうくらい大きいシンク、要チェックだ。


この空間だけ、白いクロス(壁紙)。

ここまでグレークロスにしちゃうと暗くなっちゃうし、水回りは白で清潔感を出している。

リビング




1階も2階も、グレーのクロス(壁紙)で統一されている。

ビニールクロスだけど、テカリがなくて光を吸収してる感じでした。

だからチープな感じは一切せず、落ち着いた空間になってるんだな。

リビングの天井のルーバーがまた素敵。

これも、高さの制限があって、その中でも奥行きがあるように見せるためにこういうデザインにしたんだって。

ルーバーの奥は暗めのクロスだから、その先にまだ空間があるように見えて奥行きがあるように錯覚。

実際よりも天井が高く感じる。

フローリングは、メイプルの挽板。


フローリングの木の種類を詳しく知りたいあなたはコチラもチェック▼

無垢フローリングの価格バランス:3つの要素&『無垢材』の種類を徹底解説!!

メイプルは「白の女王」とも呼ばれ、材質は堅く、明るい色合いの中にも、優しい木目と自然な色むらが映える木材。

しかもこの床材、ちょっと珍しい工程を経てるとか!?

普通は丸太をスライスするようにカットしていくところを、年輪に添って“桂剥き”のようにしているから、木目も珍しい模様になってる。

スミコ、こういう小技好き。

実際は16畳の空間で、リビング+対面キッチンだと最小限のサイズなんだけど、コンパクトに感じさせない工夫があった。

ダイニング・キッチン

グイーんと伸びるダイニングの照明もインパクトがあって、ダイニングの顔となってる。

ダイニングの照明から、照明計画を立てていくんだって。

リビングもダイニングも、めちゃめちゃ明るくて開放感!って雰囲気じゃないのは、あえて!

暗いところと、明るいところがそれぞれ存在することで、空間にメリハリがついて奥行きを感じられるから。

ずーーっと明るいわけじゃないから、考えつくされた照明や窓から柔らかくあたたかな光が、「照らす」のではなく明かりを「灯してくれている」。

クロスも反射しないから、天井のダウンライトの光を柔らかくうつしてくれる。


造作の背面収納。

この扉、取っ手がないんだけど上の部分が絶妙な角度で、めちゃくちゃ開閉しやすかった、感動レベル!

よく使う場所だから、取っ手だとガタついてきたりするかもしれないけど、これなら安心だし使いやすいこと間違いなし!

シンプルなつくりだと、既製品よりコストが抑えられるって!

天板は強度が高く、木目が美しいといわれているタモ。

扉は、シナベニヤで、汚れが付きにくいようにウレタン塗装をしてあるそう。

アプローチを兼ねた中庭が生活スペースに彩を加える


明るい木目とグレーのクロスの雰囲気。

これまで憧れの存在で、InstagramやHPの実例を眺めてきたスミコから見て、「これぞ【Ploot】!」っていうカッコいい、けど木の存在感も程よく、心地のいいお家。

齋藤さんの感覚で、グレーと木目のバランスを調整しているんだって。

「この家は、中庭との繋がりがポイントでしたね。延べ床26坪というコンパクトな空間でしたが、いろんなところが中庭を介して外と繋がっています。それによって、コンパクトさを感じさせない広がりのある空間にできたかな、と」
とお話してくださった齋藤さん。

施主さん家族にとってBESTな大きさ、BESTなバランスのお家になったことが分かった。

さらに、施主さんのご希望だった「お庭」の存在が、様々な場所で感じられ、見るだけじゃなくて奥行きや広さを感じさせるきっかけになっている。

【Ploot】齋藤さんのセンスやこだわり、知識、経験…いろんなものが掛け算されて【Ploot】はカッコいいお家を設計して創り上げているんだな。

また見学させてください(切に願うスミコ)

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