じゅうたく通信 家づくりレポート床材選びの迷走を解決!フローリング種類別メリット・デメリット比較|デザイン性と予算の天秤

床材選びの迷走を解決!フローリング種類別メリット・デメリット比較|デザイン性と予算の天秤

家づくりノウハウ
床材選びの迷走を解決!フローリング種類別メリット・デメリット比較|デザイン性と予算の天秤

はじめに

沢山素敵なお家を見学させてもらうスミコだけど、もっと知識付けたうえで見学したい!

ますは、家の床材として使われるフローリング!

素材やデザインによって室内の雰囲気や快適性を左右する大事な要素ってのは分かってる。

まずは一緒にフローリング材の基本的な知識や選ぶ際の重要性について詳しく見ていこう。

フローリング材とは?

フローリング材とは、床を覆う素材のことを指す。

木材や人工素材を使用し、床の表面を美しく仕上げるための材料。

フローリングは家庭やオフィスなど様々な場所で使用され、部屋の雰囲気やデザインを大きく左右する。

異なる種類のフローリング材があり、それぞれの特性に応じて選ぶことが重要。

なぜフローリング選びが重要なのか?

フローリング選びは、家の内装デザインや快適性に直結する重要な要素。

適切なフローリングを選ぶことで、以下のようなメリットを得ることができる。

1. インテリアの一部としての役割

フローリングは床全体を占めるため、選んだ素材やデザインが室内全体の雰囲気に影響を与える。

家具や壁の色との調和を考えて、自分好みのフローリングを選ぼう。

2. 快適な歩行感

フローリングは日常の歩行やくつろぎの場として利用される。

適切な素材やクッション性があるフローリングを選ぶことで、歩行時の快適性が向上。

3. 耐久性とメンテナンス

フローリングは日常の使用に耐えるため、素材の耐久性やメンテナンスのしやすさを考慮することが重要。

適切なフローリングを選ぶことで、長期間にわたって美しい床を保つことができる。

4. バリエーション豊かな選択肢

フローリング材には木材の種類や色、模様など様々な選択肢がある。

自分の好みやインテリアに合ったフローリングを選ぶことで、オリジナリティのある空間を作り上げることができる。

床材の種類別 費用の違い

6帖(約10㎡)の範囲で「フローリング」「クッションフロア」「カーペット」「畳」の費用相場について確認。

新しい床材 費用の目安(6帖の場合)
フローリング    9〜18万円
クッションフロア  4.5〜10万円
カーペット     5.3〜12万円
  畳       7〜20万円
※それぞれに張り替える場合のリフォーム費用相場

リビングや洋室、主寝室はフローリング一択かもしれないけど、洗面スペースやトイレについてこの相場を参考に考えていくと良いかも!

「水回りまでフローリングつづきにしたい」とか「1階全部を無垢材で統一したい!」となると費用がかさむことが分かるよね。

フローリングや無垢材で統一することでのメリット・デメリットを把握すること、クッションフロアのメリット・デメリットを把握して視野に入れておくことが大事かもね!

フローリング材の種類と特徴

無垢フローリング材

無垢材は、丸太から切り出してそのまま使用する自然素材のこと。

お手入れが必要な分、素材の特性を理解して上手に選ぶ必要がある。

さっそく、「無垢(単層)フローリング」のメリットとデメリット、そしてリフォーム費用について見ていこう。

無垢(単層)フローリングのメリット

①質感と肌触りの魅力:無垢材の最大の魅力は、素材そのままの質感と肌触り。優れた温かみが床に広がり、家族全員がくつろげる空間を演出。

②調湿作用で快適な空間:無垢材は、室内の湿度を調整する効果がある。また、木の香りが空間をリフレッシュさせ、快適な居住環境を保ってくれる。

③経年変化が魅力:時間の経過とともに、無垢材の床は味わい深いデザインへの変化が楽しめる。家族の成長や思い出が床に刻まれ、家の歴史が感じられる一面も。

④柔らかな足ざわり:家事の多忙な主婦にとって、長時間立っていることは大変。無垢材の床は柔らかな足ざわりを提供し、足への負担を軽減。

無垢(単層)フローリングのデメリット

①収縮・膨張に注意:無垢材は調湿性が高いため、湿度の変化に敏感。季節や湿度の変化によって、反りや隙間が生じることがある。

②水や傷に弱い側面:水分や傷に弱い一面も。こまめなお手入れが必要ですが、注意深くケアすれば美しい状態を保てる。

※部分的な補修が可能:逆に、水分で膨張する性質を利用して、部分的な傷や凹みを補修しやすい。これにより、長く美しい床を維持することができます。

無垢(単層)フローリングのリフォーム費用相場

無垢材は高品質である分、価格も一般的なフローリングに比べて高め。

例えば、オーク(ナラ)の無垢材を使用する場合、1㎡あたりのリフォーム費用は1.3~2.7万円ほど。

ただし、木の種類や節の有無によって価格が変動するため、予算を考慮して選ぶことが大切。

例えば、狭い部屋や家族しか出入りしない場所には、予算に合った素材を選び、一方で来客の多い玄関などには高級素材を活用するなど、使い分けることで絶妙なバランスを実現できる。

複合(複層/合板)フローリング

忙しい毎日を過ごす我が家には、使いやすくて丈夫な床が必要ですよね。さて、そんな複合フローリングの魅力と注意点を、わかりやすく解説。

複合(複層/合板)フローリングのメリット
  1. 選びやすい多様な種類:複合フローリングは、基材に木や特殊シートを組み合わせることで、さまざまなデザインや用途に対応している。集合住宅や防音、床暖房対応など、お家の特性に合わせて選ぶことができる。
  2. 優れた耐久性:複合フローリングは、反りや収縮の心配が少なく、安定した性能を持っている。また、耐衝撃性や耐摩耗性が向上した製品も多く、子供やペットのいる家庭でも安心して使えるのも魅力。
  3. 傷が付きにくい:家事や遊びで床が傷つくことって意外に多い。複合フローリングは、傷や凹みが付きにくい素材が多いため、家具の移動や日常の使用でも美しい状態を保ちやすい。
  4. デザインのバリエーション:お家の雰囲気に合わせて、ホワイトカラーからダークカラーまでさまざまな色が選べる。大理石調やタイル調などのデザインも豊富で、お好みに合った床を選ぶことが可能。
複合(複層/合板)フローリングのデメリット
  1. 傷の補修が難しい:もし傷がついてしまった場合、無垢材のような補修は難しい。傷つきを最小限にするため、キャスターのついた家具やペットの爪のケアには注意が必要。
  2. 調湿作用は限定的:複合フローリングは、無垢材のような調湿作用は期待できない。湿度管理が重要な場所では、注意が必要かもしれない。
  3. 硬質な質感:足ざわりにこだわる方には、無垢材ほどの柔らかさを感じにくいかもしれない。ラグやクッションを活用して、快適な空間を作ろう。

複合フローリングのリフォーム費用相場
複合フローリングのリフォーム費用は、例えばオーク(ナラ)の素材を使用する場合、1㎡あたりの費用は7千~2万円程度となる。

ただし、厚みや仕上げ方法、特殊な機能によって価格が変わることがある。

例えば、子供がたくさん遊ぶ部屋やキャスターのついた家具を置くスペースには、複合フローリングの耐久性が活きる。

お家の特性やライフスタイルに合わせて、上手に選んでほしい!

挽板(ひきいた)

挽板は、表面に厚さ約3mmの無垢材を使用し、裏面に合板基材を持っています。見た目は無垢のフローリングとほとんど遜色ない。

挽板のメリット
  1. 高級感と美しさ:無垢材と同様に、挽板は上質な風合いや質感を持ち、部屋に高級感を演出。
  2. 床暖房に対応:合板基材を使用しているため、床暖房環境でも安心して使用できるのが魅力。暖かな床の上で過ごす贅沢を楽しめる。
  3. 機能性と意匠性の両立:挽板は見た目だけでなく、床としての機能性にも優れている。美しいデザインと実用性を両立させた選択肢。
挽板のデメリット
  1. 選択肢の限定:無垢材と比べて、挽板材の種類は少なく、デザインの選択肢が限られる場合がある。

挽板の費用

挽板の費用は、無垢材に比べてリーズナブルですが、一般的な床材と比べるとやや高め。

平均的な価格帯は、1㎡あたり8,000円から15,000円程度とされています。床暖房に対応した高級感ある床をお考えの方におすすめ。

挽板は、高級感と機能性を求める方にぴったりのフローリング材。

お部屋に温かみと美しさをもたらす挽板を選ぶことで、快適な住空間を演出することができる。

突板(つきいた)

突板は、合板基材の表面に厚さ約0.4mm前後の無垢材を貼り合わせたフローリング材。挽板より無垢材部分は薄く、リーズナブル。

突板のメリット
  1. 床暖房に対応:合板基材を使用しているため、挽板同様、突板も床暖房環境に適してる。暖かな床の上で過ごす贅沢を楽しめる。
  2. 幅広い価格帯:突板はそのコストパフォーマンスの良さから、幅広い価格帯で提供されてる。予算に合わせて選びやすい点が魅力。
  3. コストパフォーマンス:無垢材の風合いを手軽に楽しむことができる上に、比較的リーズナブルな価格で提供されている。
  4. 床暖房への対応:合板基材を使用しているため、床暖房との相性が良く、冷たさを感じずに歩くことができる。
  5. バリエーション豊富なデザイン:突板は様々なデザインや柄の選択肢がある。お部屋のスタイルに合わせて選ぶことが可能。
突板のデメリット
  1. 木質感の制限:極薄の無垢材を使用しているため、無垢材のような深い木質感を得ることが難しい場合がある。
  2. 耐久性の低下:厚さが薄いため、傷や凹みがつきやすく、耐久性に制限があることがある。
  3. 補修の難しさ:傷がついた場合の補修が難しいことがある。無垢材ほどの補修の自由度は期待できない。

突板の費用

突板の費用は、その幅広い価格帯が特徴。

一般的な価格帯は、1㎡あたり4,000円から10,000円程度

また、費用は無垢材の種類やデザインによっても変動する。

シート

シートは、合板基材の表面に木目を印刷したパラフィン紙などのシートを貼り付けて作られる木目調のフローリング材。

多彩なデザインと機能性を兼ね備えたフローリング材であり、予算を考慮しながらも魅力的な床を演出することができる。

シートのメリット
  1. 多彩なデザイン:シートは木目を印刷したシートを使用するため、さまざまな木目調のデザインが楽しめる。無垢フローリング材を模したデザインなど、幅広い選択肢が魅力。
  2. 機能性の高さ:合板基材の表面に貼り付けられたシートは、耐摩耗性や耐久性に優れている。傷がつきにくく、日常の使用にも長く耐えることができる。
  3. リーズナブルな価格:シートは木目のデザインを再現しながらも、無垢フローリング材と比べて比較的リーズナブルな価格で提供されている。
  4. デザインのバリエーション:シートは木目を印刷したデザインのバリエーションが豊富。お部屋のスタイルやテイストに合わせて選ぶことができる。
  5. 耐久性とメンテナンスのしやすさ:シートは合板基材の表面に貼られた層が耐摩耗性に優れているため、傷やスリ傷がつきにくく、手入れが比較的簡単。
シートのデメリット
  1. 木質感の限定:シートは印刷されたデザインを模したものであり、無垢フローリング材のような本物の木の風合いを得ることはできない。あくまで「無垢材
  2. 熱への弱さ:シートは熱に弱く、高温のものを長時間置いたりこぼしたりすると変形や変色の可能性がある。
  3. 補修の難しさ:傷がついた場合の補修が難しいことがある。シートの一部を取り替える際には注意が必要。

シートの費用

シートの費用は、そのデザインや耐久性によって変動するが、一般的な価格帯は1㎡あたり3,000円から8,000円程度

また、デザインや耐久性、施工に伴う費用なども影響を与えるため、詳細な見積もりが必要。

フローリング材選び4つのポイント

フローリング材を選ぶ際、主婦の視点から理想の部屋づくりをサポートする方法をご紹介します。どのフローリング材を選ぶかは、家庭の日常生活に大きな影響を与える重要な選択です。失敗しないためにも、以下の4つのポイントに注意して、理想の床を手に入れましょう。

素材で選ぶ

家庭の中で毎日活躍する床材は、素材によって異なる特性を持っている。

子供が遊ぶ場所では、クッション性があるフローリングで子供たちが安心して遊べる環境を作ってもよい。

また、お手入れがしやすい素材を選ぶことで、忙しい主婦の負担を軽減できる。

質やグレードで選ぶ

フローリング材の質やグレードにも注目。

一枚板を使用したものは高級感があり、多くの人々を魅了する。

逆に、予算を抑えたい場合は複数のピースを組み合わせたものでも素敵な床を演出可能。

主婦の目線で、家族が快適に過ごせるフローリング材を選びたいところ。

理想の部屋をイメージして選ぶ

フローリング材は、部屋全体の雰囲気を大きく左右する要素。

お子様が遊ぶリビングや、居心地の良い寝室など、部屋ごとに求める雰囲気は異なる。

自分たちが心地よく過ごせる空間を想像しながら、フローリング材を選んでみよう。

木目や色合いもポイント。

ナチュラルで温かみのある材質を選べば、家族が集まる場所が一層居心地の良い空間に。

逆に、スタイリッシュな雰囲気を求めるなら、明るめの色調や洗練された木目がおすすめ。

価格・予算を目安に選ぶ

フローリングに限らず、予算は大切なポイント。

フローリング材の価格は、使用される木材の種類や加工方法によって大きく異なる。

予算内で理想的なフローリングを見つけるために、しっかりと価格を比較していきたい。

低価格のフローリングでも、デザイン性や耐久性に優れたものもある。

まとめ

お住まいの床材を選ぶ際、価格相場や種類、選び方について知っておくことは重要。

ここでは、さまざまなフローリング材の特徴と選び方について勉強できたかな!?

まず、無垢材挽板突板シートなど、各種のフローリング材が存在。

無垢材は質感や肌触りに優れ、経年変化も楽しめますが、調湿性に注意が必要。

挽板は高級感と機能性が魅力で、床暖房にも対応している。突板はリーズナブルな価格で幅広いデザインが楽しめるけど、木質感は控えめ。

シートは多彩なデザインと機能性が魅力だけど、木質感には限定がある。

選び方においては、理想の部屋のイメージや予算、使用場所に合わせて適切な材質を選ぶことが大切。

耐久性やメンテナンスの容易さ、暖房対応なども考慮しよう。

また、クッションフロアや複合フローリングのように、設置場所や用途に合わせた製品もある。

リフォーム費用については、材料費や工事費、付属品の費用などが影響。

無垢材や高級素材は費用が高くなりがちですが、複合フローリングやクッションフロアはリーズナブルな選択肢として注目されている。

最終的には、自身のライフスタイルや好み、予算に合わせて最適なフローリング材を選ぶことが大切なんだね。

お部屋の雰囲気や快適な暮らしを考えながら、理想の床を見つけていこう。

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