家を建てるにはいくら必要?土地有り・無しの平均相場や内訳を解説!
家を建てる場合、一体いくらで理想の家ができるのか明確には分からない人が多いはず。
実は、建物の費用の目安は、ハウスメーカーや工務店の坪単価でおおよその金額は算出できます。
しかし、土地が有るか無いかで総額の費用は違ってきます。
今の家を建て替える場合や、親から相続した土地があるなど、土地をすでにお持ちの方は予算は立てやすいでしょう。
一方で土地を持っていない方は、理想の土地がいくらなのかによって費用は変動するため難しいところです。
今回は、土地有り土地無しで家を建てる場合の費用の相場や内訳などを解説していきます。
土地有りと土地無しの費用の平均相場
土地有りの場合と無しの場合で、費用がどのくらいかかるのか比較してみましょう。
土地有りの場合
土地有りで注文住宅を建てた場合の平均費用
エリア | 注文住宅の平均費用 |
全国 | 約3,530万円 |
首都圏 | 約3,810万円 |
近畿圏 | 約3,750万円 |
東海圏 | 約3,610万円 |
その他 | 約3,360万円 |
注文住宅の全国平均は約3,530万円で、平均の延べ床面積は約38坪、1坪あたりの単価は約93万円程度となります。
土地無しの場合
土地無しで土地付き注文住宅と土地込みの建売住宅を建てた場合の平均費用
エリア | 土地付き注文住宅 | 建売住宅 |
全国 | 約4,400万円 | 約3,500万円 |
首都圏 | 約5,260万円 | 約3,920万円 |
近畿圏 | 約4,540万円 | 約3,440万円 |
東海圏 | 約4,410万円 | 約3,010万円 |
その他 | 約3,950万円 | 約2,840万円 |
土地付きの注文住宅の平均費用は約4,400万円で、建売住宅は約3,500万円となります。
それぞれの建物延べ床面積は30〜33坪という一般的な大きさです。
注文住宅を土地有り・土地無しで比較
土地有りと土地無しで注文住宅を建てた場合の比較
エリア | 土地無し | 土地有り | 差額 |
全国 | 約4,400万円 | 約3,530万円 | 870万円 |
首都圏 | 約5,160万円 | 約3,810万円 | 1,350万円 |
近畿圏 | 約4,540万円 | 約3,750万円 | 790万円 |
東海圏 | 約4,410万円 | 約3,610万円 | 800万円 |
その他 | 約3,950万円 | 約3,360万円 | 590万円 |
あくまでも平均の数字なので、当然どの地域であっても人気のある土地は高くなります。
土地を選ぶ際も電車通勤や子供の通学を考えると、駅から徒歩15分圏内が良いですし周囲の環境や学区なども意識するでしょう。
しかし、予算が決まっているのであれば、いくら気に入った立地条件の土地であっても建物に費用が回せなる恐れも。土地と建物、双方のバランスをとって判断していきましょう。
土地無しで家を建てる際の費用の内訳
土地無しで家を購入する場合、土地代金と建物代金以外に必要な費用があるので解説します。
手付金
手付金とは、申込金ともいわれ土地の購入や建物の建築費用の契約時にいくらか入金する費用です。
購入や契約の意思を明確にするためのもので契約時金という意味合いを持ちます。
金額は、業者や物件によって様々ですが、一般的には5〜10%で購入代金の一部に充当されます。
仲介手数料
土地を購入する際に不動産会社の仲介手数料が発生します。
金額は400万円以上であれば、土地代金の3%+6万円+消費税が宅建取引業で定められた金額です。
また、売主から直接土地を購入する場合やハウスメーカーの分譲地などに建てる場合は、仲介手数料は発生しません。
税金
住宅を購入する際には、住宅購入契約時と住宅ローン契約時に印紙税が必要です。(土地の売買や建築工事請負に関する契約書に印紙を貼ります)
令和6年3月31日まで軽減措置が行われているので、通常の金額の50%になります。
契約金額 | 通常金額 | 軽減措置後の金額 |
500万超〜1,000万円以下 | 1万円 | 5,000円 |
1,000万超〜5,000万円以下 | 2万円 | 1万円 |
5,000万超〜1億円以下 | 6万円 | 3万円 |
他に不動産取得税が土地家屋の3%で、2024年3月31日までに土地購入した場合は、50%に軽減される優遇措置が取られていますので自治体に確認してみましょう。これらの税金は1回のみですが、都市計画税や固定資産税は毎年納税義務が課せられます。
登記手数料
不動産の取得により、所有権移転登記や新築の場合は所有権保存登記を行う際の登録免許税が必要です。
住宅ローンを利用する場合は、抵当権設定登記も必要です。
その手続きを依頼する司法書士への手数料も必要となります。
住宅ローンの諸費用
住宅ローンを利用する場合は次のような諸費用が必要です。
- ローンの保証料
- 団体信用生命保険
- 火災保険
- 事務手数料
など、利用する金融機関や保険会社により、条件や金額も異なるので確認しておきましょう。
まとめ
土地無しで家を建てる場合は、土地代金だけでなく税金や手数料など目に見えない費用も発生します。
総額の金額を把握し、土地と建物それぞれにどれだけ予算が使えるのか、十分に検討する必要があるでしょう。
優先順位を明確にして、バランスの取れた住宅購入を考えていきましょう。
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プロフィール
新潟スミコ
アラサー主婦。
サラリーマンパパと2児の子育て奮闘&エンジョイ中
新潟生まれ新潟育ちで趣味はマイホーム情報収集・住宅見学
産後、マイホームの夢が膨らみ住まいづくり情報収集してたら【家ヲタク】に!同じ悩みを持つ新潟県民に向けて役立つ【住まいづくり情報】を発信!