じゅうたく通信 家づくりレポートオープンハウスとモデルハウスの違いって何?それぞれの特徴を解説!

オープンハウスとモデルハウスの違いって何?それぞれの特徴を解説!

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オープンハウスとモデルハウスの違いって何?それぞれの特徴を解説!

オープンハウスやモデルハウスという言葉は聞いたことはあるけれど、違いが分かりにくいという方も多いのではないでしょうか。
マイホーム購入を検討する際、住宅展示場のモデルハウスや見学できるオープンハウスに足を運ばれた方もおられるでしょう。
今回は、オープンハウスとモデルハウスの違いについて詳しく解説します。

オープンハウスとは

オープンハウスとは、自由に見学できる新築または中古住宅のことです。
基本的には、販売しようとする新築や中古住宅物件を一定期間内覧できるように、担当営業が常駐して購入希望客に公開するという販売促進活動です。
新築の場合は、特に予約や入場するための条件はありませんので、決められた日時に気軽に訪れることができます。
中古住宅の場合は、不動産会社の担当者が住宅の鍵を預かり、予約が入れば見学することができるシステムになっている場合もあるので問い合わせてみましょう。

また、オープンハウスは戸建て住宅ですが、マンションを見学できるのはオープンルームと呼びます。
特に呼び方が違うだけで、明確な定義があるわけではありませんがこの違いも覚えておきましょう。
オープンハウスやオープンルームは土日や祝日に開催されることが多く、時間内であれば担当者に色々と質問することもできます。

モデルハウスとは

モデルハウスとは、実際に家具や住宅設備を配置し模擬体験ができる住宅のことです。
実際の戸建て住宅を忠実に再現しているため、家を建築する前に体験することが可能です。
モデルハウスは、間取りやその建築会社の工法などが確認できるので購入の際の参考になります。
また、各住宅会社は、モデルハウスが古くなると解体して廃棄処分にします。
法律的には仮設住宅扱いです。
一部の住宅会社は、組み立て式のモデルハウスもあるため、格安で販売し移築することもまれにあります。

モデルハウスは住宅展示場に各ハウスメーカーが建てているため、それぞれの特徴を比較することができます。
実際に建てられた建物を体感できるため、どのハウスメーカーが自分の理想に近いのかが明確になります。
しかし、住宅展示場に建てられているモデルハウスは、規模も大きく豪華に作られているため一般的な住宅から見ると現実的ではありません。
総工費は一棟あたり約1億円レベルのモデルハウスを見学しても、全ての人がそれに近い家を建てられるわけもないでしょう。

そのためモデルハウスを見学する場合は、場所別に工夫されているところや間取りの取り方、気の利いたアイデアなどを個別に見ていくことが必要です。
例えば、部屋の繋げ方や生活動線を意識した間取り、最新の住宅設備や床の材質など、個別に良いところをピックアップして吸収すると、自分の家を建てるときに生かされます。

オープンハウスとモデルハウスの違い

オープンハウスとモデルハウスの大きな違いは「建てられた目的」です。

そもそもオープンハウスはその物件を販売する目的で建てられたものです。
つまりその物件を一般のお客様に購入していただくために、無料で見学できるようにしています。
モデルハウスと比較すると建物の規模やグレードは一般的で、室内は標準的に作られており、すぐに住めるような雰囲気があります。
もちろんメーカーのこだわりの部分は、アピールされていますがあまり価格が上がってしまうと売れにくくなるため不動産会社も目的を果たせません。
メーカーの特徴を出しつつ、幅広い世代の方に見学していただき最終的には購入していただく必要があります。
つまり、購入しやすい価格帯の建物に作られているということです。

一方、モデルハウスはそこに来場されたお客様との契約を目的としています。
建物自体仮設扱いなので基本的には購入することはできません。
土地は通常の住宅よりも広く、建物の延べ床面積も一般的な住宅より大きく作られています。
外装は、それぞれメーカーによって異なりますが、そのメーカーの一押しとなる外壁や屋根材を使用しているため、耐久性のある高級で高価なものが使われている傾向があります。
内装もこだわりの無垢の床材や壁材、階段はアルミ製かスチール製のスケルトン階段などおしゃれに見せて、見学者が憧れるような雰囲気を演出しています。
住宅設備もグレードは高く、使いやすく便利な機能やおしゃれな外観に心を奪われるでしょう。
モデルハウスは、見学者の憧れを現実にできるように夢を与える場所なのです。

もちろん、モデルハウスのような高額な家を建てられる人は少ないですが、部分的に採用できることはたくさんあるはずです。
また、モデルハウスを見学することは、メーカーの個性やコンセプトなどが明確に分かる最も良い方法です。
どこのメーカーに依頼するのか悩んだ時は、それぞれの特徴を把握し自分達の理想に近いメーカーを選ぶことができます。
このようにオープンハウスとモデルハウスは違うのです。

まとめ

オープンハウスとモデルハウスの違いを解説してきました。
それぞれ建てられた目的が違うので建物の内容も異なります。
住宅をどのような形で購入されるかによって見学する場所も変わってきます。
実際に自分の目で見て納得した上で家を購入したい人には、すでに建てられているオープンハウスを見学することをおすすめします。
注文住宅で家を購入したい人は、各メーカーのモデルハウスを見学し自分に合ったメーカーを探すと良いでしょう。

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